やばいな~久しぶりのヤバさ。

工藤さん…。
会いたいな~。
どうしよう。

いやダメだダメ!
不純な気持ちで研修に参加するなんてイカン!

勉学のために研修参加しなきゃ。

でも 優先順位は 工藤さんに会いたいが第一だ。


勤務表を見ると,夜勤ではないので行ける!
早速明日 参加希望の連絡をしよう。

~翌日~

さて工藤さんトコの病院に電話だ。
まずホームページを見た
「○○病院 検索」
やっぱデカイ
規模がウチとは段違い!
とにかく電話だ。

電話番号入手!
さてかけよう。

………………。
……………。
う~,うう…。
緊張する。

深呼吸!

勉学の為,勉強勉強勉強 と言い聞かすというか,
「不純な気持ちでない」のであれば普通に電話することが出来てるハズ,不純だから緊張してんだオレ
冷静さを取り戻し TEL
「すいません研修参加の件で…工藤さんにご紹介してもらったのですが,工藤さんは本日いらっしゃいますか」と五割増しのヨソ行きの声にて話す

「はい本日勤務してますので代わりますのでお待ちください」

うぉーーー!
工藤さん居たよ居た。
っていうか,働いてるのは当たり前じゃ~。
冷静さを取り戻してるうちに工藤さんが出た

「はい工藤です」
「あっ勤務中すいません, ○○ですがわかりますか?」
「はい,わかりますよぉ」
やった!
覚えてるじゃん!
「あの~研修の件ですが参加お願いします」
「はいわかりましたぁ~私も勤務終わったら参加する予定ですよ,玄関口まで来ていただければ私が案内しますから」と彼女は言う
「そうですか,ありがとうございます~それでは当日よろしくお願いしますね~」と言い電話を切った

ビョーーーン!
ジャンプ!ジャンプ!
跳ねてるなオレ!
浮かれてるオレ!

とにかく 行くことになった。

「運命は繋がってるか~い?」
「繋がってるよ~」
と 一人でやってしまった………。

勉強というのはすっかり忘れ,工藤さんのケイタイ番号をどうやって聞こうかばかりを考えていた。

とにかく浮かれてる!

外部の病院にて 研修会があり上司の進めもあって参加することにした。

少し早く研修会場に着いた僕は売店前の椅子に座って開始時刻を待っていた。

続々と研修に参加する人達が集まってくる,やはり男性職員は少なくまだまだ看護や介護は女性中心の職業だ。

そんなことを考えていると………ミニスカートのあの人がいた。

相変わらず研修会場に似合わない格好なので目立つ。

結構勉強家なんだなぁ~とか思ったりした。

開始時間になり受付を済まそうと会場の入り口まで行ったら…。

「あの~○○の研修会に来てましたよね~?」とあの人が話かけてきたのだ
思わず僕は
「は,はい…いました。」
と緊張して言った。

そして彼女は
「研修,研修でお互い大変ですよね」と微笑みながら話してくれた

(かわいい)
や・ら・れ・た~!
その笑顔に打ち抜かれた

僕はすぐに勤務先の病院を聞いた
「どちらにお勤めですか?」
彼女は
「○○病院で○階リーダーをしてます」
その病院はこのへんでは
一番大きな病院だった
僕の勤務するトコとは比べものにならない…。
僕は
「わーすごいですね。大きなトコでリーダーなんて素晴らしい」
彼女は
「いえいえ,そうでもないです」とうつむきながらもニコニコしている
「そろそろ始まりますね,でわ」と言って研修会場へ入って行った

ポワーンとしてる場合でなく僕も会場へ入らなきゃ。

研修は一時間半で終わり出口へ向かった。

あの人どこかな~僕は探した

いた。

少し早足で近くまでいき
「お疲れ様でした」と声をかけた
彼女も
「お疲れ様でした」と笑顔で返してくれた

僕は思わず
「次回の研修の予定はあるんですか?」と聞いた
彼女は
「あとは毎月のウチの病院内の研修くらいかな」と少し大変そうな顔をしてる
僕は
「外部の人は参加できないですかね?僕も参加したいです」と思わず言ってしまった…。
彼女は「えっ,どうして?
もしかして職場変えたい?採用面接受けたいとか?」と笑って話す
僕は
「いや~ホント勉強のためです」と言うと
「来週に研修あるので来ますか?多分外部の方も来てるので大丈夫だと思いますよ,都合よければ病院まで電話ください」
僕は「ありがとうございます,都合よければ行きますね。すいませんお名前教えてください」と言った
「工藤です」と彼女の名前を聞いた
僕も自分の名前を告げた

病院の外へ出ると彼女は早足で帰って行った

まさか,また会うなんて,ましてお話もしちゃったし,今後職場まで行くかもしれない~。
なんとなく 運命的な気分がしたけどどうなんだろう。

ただの偶然だよな…多分

突然 研修会場にふさわしくない超ミニのスカートで現れた人

華奢な体
すらりと細い脚
キレイな長い黒髪

どんな顔してんだろ?と
そりゃ見たくなるでしょ

見たら…

少し歳はいってる様子だけど綺麗な人だなあ と思いながら ついつい脚に目が行ってしまう

スケベオヤジの仲間入りだなと思いつつ…チラ見
チラ・・・・チラ・・・
と見てると 彼女の脚には火傷の跡が…しかも広範囲に渡って残っている

あれだけの跡なら隠すのが女心じゃないのかな~
と思ったけど,あえて堂々と出してる感じに惹かれた

僕もかなり腕に広範囲で火傷の跡があるのだけれど,それがコンプレックスで嫌で嫌で仕方ない
暑い夏も長袖とかで隠していた

なんだか彼女を見て すごく強さを感じた

そして自分のちっぽけさも感じ 小さい男じゃいけないな~もっと強く生きようと思った

その後の研修でも 何度か彼女を見かけた

結構ツンツンして キツそうだな。
でも 前髪パッツンで,かわいらしい。

歳は四十代前半くらいかな。歳の割には綺麗。
顔的には椎名林檎みたいな感じ?

ちょっとイイかも
いやかなり好きかも

しかし,研修会場ということもあり声かけるのも失礼だしなあ~
それに勇気も度胸もない,自信もない。

それでもまあ 同じ傷跡を持った人がいて勇気をもらえたので感謝だ

と思い研修も終了