どこまで書けるか解りませんが、これから寂しく切なくなる予定…。嫌な人は見ないで下さい!










質い馬の骨は蓮とキョーコのマンションを調べさせていた…。


「富島様!例のマンションなんですが、敦賀蓮では契約はないですね。事務所契約で二部屋押さえられますが、一つは数ヶ月前に契約されたみたいです。」


「そこに住んでる人は?」

「それが、いくら調べても住んでる気配がないんです。」


「ダミーか?出入りしてる中でLMEの人間は居なかったか?」


「LMEどころか、芸能関係の者は見当たらなかったですよ!!」


キョーコは毎日の様に出入りしていたが、幸か不幸か見つからなかった…。


(もうあの女性には逢えないのだろうか…。イヤ諦めてたまるか!)

「敦賀蓮の身辺を引き続き調べてみて下さい。」


「畏まりました。」





事務所から戻り局の楽屋で合流した二人。


「蓮!キョーコちゃんと撮影したのが出来たから持ってきたぞ!!」


「ありがとうございます。」


これで少しは馬の骨を退治出来るかと思っていた蓮だが、キョーコの横顔少ししか写ってなかった…。蓮の機嫌がドンドン悪くなっていく…。


ひぃー!!
「仕方ないだろう!!今、キョーコちゃんとの事探られる訳にいかないんだから。キョーコちゃんの為だよ!」


「解ってます。でもこれじゃあ誰か判りません。」


「そんなに落ち込むなよ!これで我慢しろ。」


そう言って封筒に入ってる写真を蓮に渡した。それには、キョーコの顔がキチンと写ってるのが数枚入っていた。


「有り難うございます。」


(取り寄せておいて良かった…。やっぱりキョーコちゃん威力は凄いな!!)ハハ


「次の仕事行くぞ!!」


「はい。」
例の馬の骨は…。


(はぁ…。俺は何してるんだ?二週間以上も例の女性の顔が頭から離れない。こんな事初めてだな!いまだに誰かも解らないのに…。手掛かりがない以上、敦賀蓮から調べてみるかぁ…。)










付き合いだした二人だがお互いに忙しく、なかなか二人の時間が取れなかった…。
1日の仕事を終え先に帰宅してたキョーコは…。


(こうやっていつ帰ってくるか解らない人を待つのは久々だな…。ショータロウはいつの間にか、帰ってこなくなったから待たなくなったけど…!あっ旅館に預けられる前…。まだあの人と暮らしてた頃、玄関の所で寝ちゃってて初めは部屋まで運んでくれてたけど、いつの間にか毛布だけ掛けられてたわね(笑))


素直に甘える事が出来ないキョーコはフラフラ!っと玄関の隅に座りながら蓮の帰りを待っていた。
いつの間にか寝てしまったキョーコ…。



(深夜2時かぁ~。今日も遅くなっちゃったな…。)


玄関のドアを開けリビングの電気が付いてないのを確認すると「はぁ~!」っと落ち込む蓮…。廊下の電気はセンサーで点灯するので靴を脱ごうとした時…。


「最上さん!」


廊下の隅に丸くなってるキョーコを発見した。


「最上さん!こんな所でどうしたの?どこか具合悪いの?」


「お母さん?」


「最上さん?」


「あれ!?敦賀さんだぁ~。お帰りなさい…。」zzz


「こんな所で寝てると風邪引くよ…!!」


(一度寝ると中々起きないからなぁ…。全く…。こんな風に母親の帰りを待っていたのか…?)


「寂しい思いさせてごめんね…。」


ふわぁ~と抱き抱えると自分の寝室に運んで着替えもしないまま冷えたキョーコを暖めるように抱きかかえた。


「おやすみ…キョーコちゃん!」チュッ











更新まったく出来てなかったのですが、ずいぶん前に下書きしていた物をアップしてしまいました。

読み辛いと思いますが、皆様の想像力で何卒宜しくお願いします(笑)