血のめぐりの悪さが体の不調につながることはよくご存じだと思います。
冷え症や肥満、肌あれなどは血のめぐりの悪さが引き起こす不調の一部です。
場合によっては、血のめぐりの悪さが色々な疾患の原因になることもあります。
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血流が増えて体の調子が良くなると心にも変化が出る
血流の状態が悪いと、結果的に精神状態にも悪影響となります。
つまり、血流の状態が良いと、細胞へ栄養が十分に運ばれる形となりますから、エネルギーが沸いてきます。
良い血流は、細胞レベルで体を元気にしてくれるということです。このような体の余裕は結果的に心へと影響していきます。
体がエネルギーで満ち溢れていたら、心にも余裕が出て精神的に安定した毎日を過ごせるのではないでしょうか？
逆に、血が足りなかったら、細胞にエネルギーがなく、それがイライラや不安感が深まるのは想像できます。
ある健康カウンセラーの方は、自分のところに相談に来る人に対して、血流を良くするためのアドバイスをするそうですが、血が増えて血流が良くなると、驚くほど発言も前向きになり、精神的にも安定するようになったと話していました。
血液は深夜１時～３時に体内で作られる
実は、漢方では、血液は深夜１時から３時までの２時間のうちに体内でたくさん作られるとされています。
ですから、この時間帯に眠っている状態が血を増やすために必要なのです。理想は１１時までに就寝することです。
とはいえ、仕事などの関係で、その時間帯に就寝することが難しい人がほとんどです。
しかし、だからと言ってあきらめてしまうと、血が作られるチャンスをいつも逃してしまうことになり、体調は不調のまま。
体調に不安を抱えていると、心までもむしばまれることになります。
その結果、夜の寝つきも悪くなってしまい、血が作られず・・・といったスパイラルに陥って抜け出すことができなくなるのです。
この悪循環を断ち切らなければいけません。
血流を良くするために普段から取り組めること
血をたくん作り血流の状態を良くするには、何が必要でしょうか？
まず、初めに取り組んでいただきたいのが、胃腸を元気にすることです。
胃腸は、血が体内で作られるために必要な栄養を消化・吸収する器官ですから、胃腸の状態が悪いと改善の突破口さえ開けません。
血になる栄養、例えば鉄分などを積極的に摂ることも必要ですが、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品を摂ることも必要です。
そのような食生活が定着するようになったら、ウォーキングなどの軽い運動をする習慣をつけることです。
運動は血を流す役割を担う筋肉を育てます。
