会えない期間が長かったせいか、2人きりのホテルでは、お互いがお互いを求めるように、抱き合った。
俺「本当大丈夫?外泊多いって親からも相当言われてるでしょ?」
マ「今日は怒られても、そうしたいって思ったから。だって、こんなに幸せな時間を作ってくれたコウタくんと一緒に居たくて…」
俺「ありがとう。本当に愛してるよ。」
マ「マイだって、愛してる。」
お互いの気持ちを確かめ合い、気持ちが高ぶっていたせいか、今までにないぐらいの身体の重ね方だったかもしれない。
俺「なんでこんなに濡れてるの?」
マ「コウタくんだって…」
俺「やっぱり、相性ってあるよね。」
マ「うん。こんなに感じてるの初めてかも。」
俺「彼とは…」
マ「バカ、そんなこと聞かない!聞いたらまた気持ち沈んじゃうよ…でも、コウタくんにこんなこと言うのはよくないけど、あまり上手じゃないかも…」
俺「沈むね〜笑、じゃあ今日だけは俺のマイだね。」
マ「いつも、コウタくんのマイだよ。」
俺はバカだから、聞いたら自分の気持ちが落ちることぐらいわかっていたけど、確認せざるえなかった。
どっちの方が、好きか…
この頃の俺は、とにかく気持ちの浮き沈みが激しく、ツライと分かっているのに、マイの気持ちを確認してしまっていた。
この頃からだろうか、身体に異変が起こっていて、とにかく腰が痛い。起きている時はもちろんだが、寝ている時も…
今思えば、自分で自分を追い込んで、心の異変に気づいていながらも、気持ちが追いついていなかったんだと思う。
その日もほぼ寝れず、彼女の寝息を隣で聞いていた。これからのことを考えながら…
結局、彼女の誕生日まで一緒に居れたらいいと言う思いは、今の俺にはできないと言う結論になってしまった。
これからも、2番でいいから、時々会ったり、電話したりでいいから、彼女と一緒に居たい。
そう自分の本当の気持ちを押し殺しながら、彼女と一緒にいる選択をした。
翌日は、昼ごろまで一緒にいて、昨日の俺の結論を彼女に話した。
俺「俺さ、マイの誕生日までは一緒にいる!って決めていたけど、やっぱりダメだった。これからもずっと一緒に居たい」
俺「マイにツライ思いをさせちゃうし、俺もツライと思う。でも今もこれからも俺にはマイが必要なんだ…」
マ「……本当にそれでいいの?マイもコウタくんにツライ思いをしてもらいたくないし、でもマイもズルいから、コウタくんが大好きだから…」
お互いの弱さを克服出来ず、結論は今のままで…という何も前に進まないことになってしまった。
でも、あの時の俺は、それぐらい彼女が心の支えになっていたのかもしれない。
その日の彼女のメールには…
マ「昨日、今日と素敵なバースデイ会をありがとう。本当に本当に感動したし、幸せな時間でした。いろいろ複雑だけど、コウタくんの出した答えは、私に対して優しい答えだよね。マイなりに今一度考えてみるよ。
マイもコウタくんが大好きだよ」
結局、渡せない手紙、踏ん切りをつけなかったのは、俺の弱さだったなぁ…と。
今思えば、あの時、彼女も別れを決心しての誕生日会だったんだと思う。
俺だけではなく、彼女も弱かったのかもしれない…
