「コミュニティが顧客を連れてくる」という書籍を読みましたが、今の自分に参考になる部分が多く、タイトルの答えも再確認ができるといった感じです。
※ちなみに著者は以前に「地域再生の罠」という本も書かれていてこちらも読みごたえがあります。
今回最も印象的だったフレーズは、
「個人起業家は、コミュニティを武器に交流戦略で(大手流通企業と)差別化を図るべき」というところです。サービス戦略の考え方が3コウ戦略(交流・効率・高級)と3パターンあるという説明もしっくりきましたし、効率&高級戦略はたいていどこかがやってしまっていて今の時代には交流戦略が合っているというのは正にその通りだと思いました。
※ものすごく簡単な説明ですが・・・
効率戦略というのは、ファストフードや1000円カットのこと
高級戦略は、以前で言えば百貨店であり、最近で言えばカリスマシェフやカリスマ美容師などとカリスマのつく方がいるようなお店のこと
またサードプレイス(家でも職場・学校でもない第3の居場所=人がリラックスできる居場所であり、人の才能や意欲を引き出す場)という言葉も印象に残っています。
これまでの経験上、コミュニティという言葉は、自由度や拘束度合いに関して個々で認識が異なっている場合もあり、”コミュニティづくり”より”サードプレイスづくり”と言った方が意外にわかりやすいのかもしれませんし、人がリラックスできる居場所であり、人の才能や意欲を引き出す場は今の時代ますます必要になってきていると思います。(用語の普及度合いの問題もあるとは思いますが・・・)
その他にも地域の現在の課題が綴られています。
例えば、
・単純に他地域の成功事例を模倣しようとしている例が多い(成功事例を同業に見る傾向が強い)
・非日常の楽しい場をつくって地域を盛り上げようとする傾向が強い
・同じ趣味をもつ同じ世代ばかりのグループが地域に多い
など
実行に移すには課題が多いですが、今後もこの本を読み返すようにして、この考え方を体の中にしみこませていきたいと思います!