一度観に行きたかったお祭り





駅を降りて まっすぐ彼に着いていった





すこし はらはら ドキドキ





T字路の先の公園に 山車がたくさん集まっていて





賑やかだった





まだ少し早いから 街を案内するよ





と彼





大丈夫?





全然大丈夫





古民家が立ち並ぶ街並み





好きだなぁこういうの





彼が住んでいる街だと思うと





もっと好きになる









今でも目を閉じると





その場面がね





蘇る





後ろ姿の彼





時々振り返って





私に声をかけてくれる彼





忘れない