「OUTPUT大全」の内容をここに書き留めてアウトプットにつなげたいと思う
まず，仕事ができる人ほどアウトプットを重視している傾向にある．
アウトプットを効率よく行うことで，仕事でもプライベートも充実することができる．
Chapter 1 アウトプットの基本法則
アウトプット ＝ 「出力すること」 ex) 話す，書く，行動する
インプット ＝ 「入力すること」 ex） 読む，聞く
記憶定着させるには？
⇒体で覚える「運動性記憶」がカギ
目で追うだけでなく，声に出す，何度も書くなど運動神経を使った覚え方をすることで記憶の定着が深まる．理由としては，筋肉や腱を動かすと，その運動は小脳を経て，海馬を経由し，大脳連合に蓄積される．小脳をを経由することで経路が複雑になり多くの神経細胞が働くことで記憶に残りやすくなる．
では，アウトプットで重要な基本法則４つについて述べる．
アウトプット基本法則
１．２週間に３回使った情報は，長期記憶される
２．出力と入力のサイクル「成長の螺旋階段」
３．インプットとアウトプットの黄金サイクルは3:7
４．アウトプットの結果を見直し，次に生かす．
一つずつ解説していこう．
１．2週間に３回使った情報は，長期記憶される．
まず，脳に入力された情報は「海馬」というとこに仮保存される．仮保存期間は，2~4週間である．仮保存期間中に，その情報を何度も使うことで脳はその情報を「大事な情報」と認識し，「側頭葉」の長期記憶に移行する．一度側頭葉に移行すると忘れずくなる．目安として，情報の入力から２週間で３回以上のアウトプットをすると長期記憶として残る．
２．出力と入力のサイクル「成長螺旋階段」
インプットとアウトプットの関係をどのように理解すればいいのか？
まずは，インプットその後アウトプットをする．これを繰り返すことで自己成長が可能になる．イメージとしては，円のように回るのではなく螺旋階段上に成長していくことで望ましい．
３．インプットとアウトプットの黄金比は3:7
筆者の統計結果として，インプットの約2倍時間をアウトプットに費やすことが最も効率よく学べる．インプットの２倍の時間アウトプットに費やすそう！！
４．アウトプットの結果を次に生かす
だたアウトプットとインプットを繰り返すだけは成長できない！！
＋ 「フィードバック」を行うことで成長ができる
ここまでで，記憶定着にはアウトプットが重要であり，基本法則について述べてきた．次は，アウトプットの結果を生かすフィードバックの４つの方法について述べていく．
フィードバックとは，「成果」を「成長」につなげるためのステップである．
そこで，フィードバックの方法がわからない人に対し，４つの方法を伝える．
フィードバックのやり方
１．短所克服と長所伸展
２．広げると深める
３．「なぜ？」を解決する．
４．人に教えてもらう
具体的に述べていく．
１．短所克服と長所伸展
成長するには「短所克服」と「長所伸展」がある．
短所克服とは，間違えた部分や苦手だと思うことを復習するなど．
長所克服とは，面白かった点や役に立った点などの理解をより深める．
まずは，「長所伸展」を優先し，自信をつけることが重要である．
２．広げると深める
その知識を「広げる」のか「深める」かのベクトルを意識することで次に何するか明確になる．
３．「なぜ？」を解決する．
インプットとアウトプットを繰り返すと必ず疑問が生まれる．その「なぜ？」を放置せず，突き止めることで「気づき」が見えてくる．
なぜ？？？は放置せずにすぐに解決する癖をつける．
４．人に教えてもらう
もっとも効果的なフィードバックは「人」から教えてもらうこと．常日ごろから，「なぜ？を解決する癖」をつけておくことで，一歩先のアドバイスをもらえる．
Chapter2. 科学に裏付けられた伝わる話し方
まず，アウトプットは「話す」ことから始めよう！！
まずは，「感想を人に話す」ことから．コツとして，ただの事実だけでなく「自分の意見」，「自分の気づき」を盛り込むことでアウトプット力が向上する．
事実 ＋ 感想，意見 ＝ アウトプット力向上
ポジティブなことを話すと人生が上手くいく
研究によると，ポジティブな言葉がネガティブな言葉の３倍以上必要である．
アウトプットはポジティブにしよう
では，悪口をいうとどうなるのか
１．ストレスホルモンが増える
２．人間関係が悪化する．
３．悪いところ探しの名人となる．
悪口を言うことはなにも良いことがない！
伝える
相手によくない事実を伝える場面には，「クッション話法」を使う
ダメな例
①遅刻が多いな ②せっかく業績がいいのに
「悪いニュース」をストレートに先に伝えると，相手は精神的にショックを受ける
クッション話法
Yes But話
①業績アップしているね ②ただ遅刻に注意など
まず，ポジティブな情報を伝えることで，相手のダメージを軽減することができる．
Yes And話
①業績アップしているね ②遅刻がないとベター！
叱る欠点を伝えるのではなく，「してほしい」，「できるといいな」と付け加えると，かなりマイルドになる
Yes How話
①業績アップしているね ②どうすればもっとよくなる？？
本人に気づかせることを目的としているため，部下の行動を改善させる効果の高い方法となっている．
コミュニケーションにおいて「雑談」は非常に重要であるの承知している．
心理学の法則「ザイオンス効果」では，雑談は内容より，回数の方が重要である．
ザイオンス効果とは
接触回数が増えるほど，人の好感度は高くなる．
このことから，コミュニケーションは内容よりも回数が重要である！