《まったくそのとおり》

【菜根譚シリーズ】188【思いたったそのときに】


やめようと思ったら、思いたったそのときにやめるべきだ。


「いずれ適当な機会に」、などと考えていたら、


いつまでたってもやめることができない。


それはちょうど、息子に嫁をもらったらすべてをまかそうと思っていても、


いざそのときが来ればなかなかそうはできないし、


また、坊主になったらいっぺんに悟りが開けるかもしれないと期待しても、


いざその立場になると、なかなかそうはいかないものである。


「やめようと思ったら、いますぐやめよ。時期を見はからっていては、

 いつまでたってもやめることができない」


古人も、こう語っているが、まったくそのとうれです。(耳が痛いです)

お酒、パチンコ、タバコ、おんな?(見栄を張るな)、長い人生のなかで、どれも一度は「やめてみるか」と

思ったことのあるものです。(笑)

「みるか」じゃだめなんですよね。言い切らないと。

私にとっては永遠のテーマですね。他は意外にすぱっとやめられたり、実行に移すことができるんですが。