メモは防備録や伝達手段で使うことがあっても
人生を変えるようなメモの取り方はほんとうに
あるのでしょうか。
著者の村本篤信さんは、考えるためのツールと
してメモを使うそうです。
本を書いたり、編集したりするのが仕事の村本
さんは、思いついたことをメモしたり、会議や
打合せでもICレコーダーをまわしながらかなりの
メモをとっています。
ただ、メモの量が多すぎて、必要なときはすぐ
に探し出せないこともありました。
そこで、メモを取ったあと、そのままにしない
で、もう一手間かけるようにしました。
メモを見ながら、自分の言葉で言い換えるとい
う作業を加えたのです。
ノートを見開きにして左半分は、これまでと
同じやり方でメモをとります。
右半分は自分の言葉で言い換えて書きます。
たとえば次のようなことを書きます。
・聞いた話、得た情報を整理して書く
・要するにどういうことだろうと自分に問いか
け、自分で考えた答えを書く
・自分なりに重要だと思った点を書く
・わからない点があったら場合は、どこがわか
らないかを書く
・追加で調べたいことを書く
等々
なぜ、そんな面倒くさいことをするかというと
自分の言葉で書けば、物事が「自分事」になるか
らです。
他人の言葉で聞いたことは、一応耳から入って
情報として整理されますが、本当の意味で自分の
世界には入ってきてはいません。
結局、他人事として記憶から消えていきます。
他人の言葉から得た情報を自分の言葉にすると
自分にも関係があることと思えるようになり、
どんな情報でも興味が湧き、楽しくなってきま
す。
参考図書
『想像以上の結果をだし、
未来を変えるメモの取り方』
村本篤信 1,650円
続きは、明日の
で