きのうは、痛切に反省する、深い愛情に感謝しなければならないことがあった。
地方から出てきた高卒の選手。
意気込みを買い、戦力としては到底考えられなかった選手を獲得した。
在籍高校からは本当に彼で良いのかと言われた。
僕はその彼の意気込みと、強い決断に惹かれ入団を推した。チームの足らないピースを埋めてくれるのではと期待した。
現場のスタッフに理解してもらい、理事会でも賛同を何とか取り付け迎え入れた。
その彼は、野球は当然一生懸命した。山崎さん、池内さんという素晴らしい指導者のもとメキメキと力をつけた。
しかし練習後、バイトを無断で休む、バイト先の仲間との間でトラブルを起こす。
やがてチームの先輩に可愛がってもらえなくなった。
いつもどうかと聞くと、充実してます!楽しいです!と言う。
しかし新たなバイト先を紹介しても同じように休む、問題を起こすを繰り返す。
また次の、新たな先でも同様に問題を起こした。
その都度指導はしていたが改善はなされなかった。
そんな中、球団に置いておけない問題を起こしたのだ。苦渋の決断だが解雇を通告し球団からは離れてもらった。
職を斡旋し、社会に出る道筋を手伝った。就職をさせてもらうも、またそこでもトラブルを起こした。
そこから1年。連絡はくれるが音信が途絶えはじめた。
どこに住んでいるのか。何をしているのか。
今年の正月ある方から電話があった。彼を家で住ませているとのこと。
話があるということで彼と住ませている方と3人で会うことに。
仕事を辞めてから、職を転々としたこと。
不義理にしたことで迷惑をかけたこと。
仲間とうまくいかずトラブルを起こしたこと。
色んな話を聞いた。彼を住ませてくれているのは、僕が彼の社会に出る道筋をお願いした人物だ。
頼まれごとを放り出さず、彼の人生の道筋をつけてくれていたのだ。
何度も何度も同じことで裏切られた。でも彼が変わると信じて道筋をつけてやりたい。
その方はそう言っておられた。
面倒をみるというのは、人を預かるというのはどういうことか。改めて勉強させてもらった。
人は出会いで大きく変わることがある。僕もそうだったように。
彼はその方との出会いで、大きく変わるキッカケを得た。
これからにまた期待したい。