2年前の今更
私は彼と同じマンションの1つ違う階の部屋で
息子たちと幸せな時間を過ごしていた

いつもの様に早目にベッドに入り
明日も何も変わらない日常が始まると
疑いもなく眠りについた


早朝に父親からの電話で
母の突然の訃報を聞いた
だから母の命日は明日
だけど
2年前の今更まで
私は当たり前の幸せを疑ってはいなかった

未だ悲しみと寂しさは消えず

母にお酒とご飯をお供えした
去年は
それさえもできる心の余裕がなかったから

お母さんありがとう
愛してるよと

やっと言葉にできた