現役校閲ウーマン、櫻本妙子です。
これは勝負記事だから
文章のミスを少なくしたい!
と思った時
たぶん何度も見直しますよね。
これで合ってるかな?
大丈夫かな?って。
そんな時は
プリントアウト
しましょう。
その理由は2つ。
・指さしし(定規を当て)ながら読める
・プリントすることで一呼吸おける
です。
パソコンやスマホの画面を1文字ずつ
指さししながらってやりづらいですよね。
なのでプリントアウトしたもので
校閲するほうがラクなんです。
指さししながら読む理由は
例えば「〇〇」という単語が
何度も出てくると
読んでいた箇所より
1行前や後を誤って読んでしまう
可能性を防ぐため
また一呼吸おくというのは
文章作成で頭がそのことで
いっぱいになっているのを
一度リフレッシュさせるため。
ずっと同じことで頭がいっぱいだと
文章の間違いに気づきにくいです
この2つをするだけで
ミスに気づきやすくなりますよ
私がしている仕事もゲラ(校正刷り)という
文章が紙にプリントアウトしているもので
校閲しています。
え? この時代にアナログ過ぎ?
ですが、私が毎回担当しているのは
だいたい200〜400ページの小説です。
ゲラに書き込み量も多く、
こちらでプリントするのも大変
(10ページくらいなら
プリントすることもありますが)
ですのでお取り引き先から
ゲラが送られてきます。
PDFデータもお預かりして
作業していますけどね。
データに書き込むことはありません。
出版社さんにもよると思いますが
まだまだこのやり方は続くと思います。
いかがでしたか?
面倒かもしれませんが、この一手間が
大きな効果を生みますよ
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