ジョセフィーヌ、順調に老化が進んでます。
ヤッホッーい！
老化老化！！
いつまでも元気ハツラツでいられると思ったら大間違い。
普段と同じ生活をしていても、
身体は巨大化し、あちこちにガタが来るのだ。
昨日は、かねてより痛みが続いていた右手首のMRI画像を撮りに行った。
硬い台にうつ伏せになるジョセフィーヌ。
右手を高々と挙げて、30分間動くなと。
「辛くはありませんか？」
（すでにツライ）
「この形で始めていいですか？」
（いいかどうかやってみな、わからん）
「苦しかったら左のボタンを押してくださいね。」
（はよ…はよ、はじめてぐれ…）
「音がうるさいので、耳栓しますね。」
（うつ伏せる前にやろうという選択はなかったんか。）
（はやぐ、してぐで…）
「では機械に入りますね。」
（とても30分、ムリ…）
シュルシュル※機械に入る音
「途中で、造影剤入れますので。）
（じゃから、それ今言うか。）
「始めます。」
ビービービービー
ピヨピヨ
ビュンビュン
トトトトトト
（ダメだ…動くなと言われると手に意識が集中して、びくっとなりそうだ…）
（耳栓がちゃんと入ってないから、ひどくうるさい…）
（私は昔幾度となくMRIを撮ったことがある…）
ビョンビョンビョン
トトトトトト
ツツツツツツツツ
・
・
・
シーン……
（ふふふ。音が止まってシーンとしたから、素人さんはここで終わった？と騙されるかも知れんが、ワシは騙されん。）
ビービービービー
キュルルルルル
（ほらな。騙そうったって、ジョセフィーヌには通用せんぜよ。ふふふ。）
（さあ、来い！
どっからでもかかってこんか。）
ビュンビュン
ギュルルルルルル
ビービービービー
（….ダメだ…み…右手に意識が集中してしまう…）
（….そうだ。歌を歌おう。）
（………長く歌えるのはなんだ…）
（17歳）
（南沙織の方の）
（だーれもいない海〜2人の愛を確かめたくってぇ〜、あ〜なたのむぅねを〜す〜りぬけてみた〜の〜 ♪……………なんじゃったかな。……す〜りぬけてみた〜〜の、♪ …….おえん。次が出てこん。）
（ダメだ‥….集中しないと、手がビヨーンと意味もなく動いてしまいそうだ…動いたら、もっかい、やり直しになるんかな。ほんなら、別途1万円がかかるんかな。そんなのはだめだ。こんな事に1万円を加算させてなるものか。
集中が何より大事だ。そうだ、恥ずかしい事を思い出そう。夜寝る前や睡眠の途中で恥ずかしい事を思い出すと、恥ずかしくでゴロンゴロンして意識がそこから逃れられなくなる、あれだ。
………….こんな時に限って、、思い出せん……
やっぱり、、歌だ。
ワンコーラス歌えるのはないか、ジョセフィーヌ！！）
……カエルの歌が〜聞こえてくるよ〜グェッグェッグェッグェッゲゲゲゲ、グェッグェッグェッ
「はい。お疲れ様でしたー。」
ピヨピヨピヨピヨ
