
四十代のある日、新聞を開き、カンボジアの難民キャンプで途方に暮れる子どもの写真が目に留まった。「何かしてあげたい」。それがボランティアに興味を持つきっかけに。卒業後、教員の紹介で知り合ったボランティア関係者の案内で初めてカンボジアへ。学校の建設、絵本の出版、植林活動などに取り組んだ。子どもたちと一緒に遊んだり、運動会を開いたりもした。そのうち引越し 処分 「この子たちは貧しくても、目が生き生きと輝いている。五十四歳の時、「勉強してみよう」と一念発起。大学の夜間部に入学し、発展途上国などについて学んだ。それに比べて、日本の子どもたちはどうだろう」。そんなことが気になってきた。当時、少年による残虐な事件や幼児虐待事件が社会問題化。「昔はおせっかいのおじいさん、おばあさんがたくさんいたが、今は人と人とのつながりが希薄」。地域の保護司や民生委員の知人に呼び掛け、話し合った。孤立した子育てで追い詰められている母親を減らしたい-。そんな思いで、二〇〇一年に始めたのが「たんぽぽ」の活動だった。"""" "" "