僕たちの道14 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

一夫多妻制がやばすぎてにやにやが止まりません助けて。
歓喜の舞はツーショ見れなかったね(T_T)

あと、明日仕事終わりに東京行きなので、
更新出来るか微妙です!















「…ちゃ…翔ちゃん!」


ハッと我に返ると、そこは公園で。


そうだ、病院から出て大野さん達と家の近所で合流して……。


「ご、ごめん。ぼーっとしてた。」


滑り台で遊んでいたはずの雅紀がいつの間にかベンチの前にいて、俺を指さしケラケラ笑う。


「うひゃひゃ!翔ちゃんヘンな顔ー!」


「変な顔って何だよ!憂いを帯びた大人のイイ男の顔してたろ!」


言ってて自分でよく分からない。


「…翔くん…かっこいーおかお、しないとダメ。」


じゅ、潤…


口尖らせて、そんなこと言う?


お前、やっぱ俺の事好きだろ?←嬉しい


「んふふ、櫻井さんはいつもカッコイイよ?」


きゅーーーーん!


お、大野さん…!


ダメだ、嬉しい!!


最近褒められてなかったから!!


誰かさん達のせいで!!!


「翔ちゃん…おかおデレすぎキモイ。」


「てめっ…」


「和くん、キモイなんて言っちゃダメだよ~」


「はあい、智♪」


お前!


ほんと変わり身!!!


きゅるんとした目出来んのかよ!!


何その余所行きな感じは!!



…なんてやってると、「あーっ」と公園の入口から声が聞こえる。


振り返ると、ものすごいスピードで少年が走ってくる。



「おおのさぁーーーーーーんっ♡♡♡」


「へっ…?うわっ!?」



ドシーン!と大野さんにぶつかり押し倒したのは、小さい和や潤位の男の子。


突然の出来事に何も出来なかった。


な、何だコイツ?!


「「あ!侑李!」」


「和くん潤くん、こんにちは!」


侑李と呼ばれた少年は倒れた大野さんにべったりくっついて離れない。


スリスリと猫のように頭を胸のあたりに擦りつけている。


「侑李くん、どうしたの?お父さんは?」


「けーたいかえるから公園であそんどいてって!」


なるほど、隣には携帯ショップがある。


にしても不用心だとは思うけど。


「そしたらおおのさんにあえるなんて!ウンメイですかね?」


「ふふ、大袈裟だなぁ(笑)」


「ようちえんおやすみでさみしかったから…めっちゃうれしいです!♡」


べったり相変わらず大野さんの腹の上に乗ってるのにイラッとして、両脇を持って抱え上げる。


「こんにちは。大野さん重そうだから、降りようか。」


「おじさん、だれ?」


おじっ……


まぁ幼稚園児から見たらおじさんだけどさぁ…。


「お兄さんは、和と潤のお母さんの弟…つまり叔父だよ。」


「おおのさんのヤトイヌシ?」


「そ、そう。」


雇い主って。


最近の子ってすごい色々言葉知ってんだな。


感心するわ。


「潤くんにちょっとにてますね?」


「んふふ、櫻井さんかっこいーでしょぉ?おいらもこんな円な瞳に生まれたかったなぁ~。」


か、かっこいい…


円な瞳…



………照れる………。



「…おおのさん、イケメンすきなんですか?」


「ん?うん、まぁ…そうかな(笑)」


侑李と呼ばれた少年はしげしげと俺を上から下まで見つめ、



「ふぅ~ん…」



?!


え、何そのブリザードの視線!?!?


和位の冷たさ!!!


つーか急に声低いな!?!


さっきまでのキラキラどこ投げ捨てた!!!


5歳児怖い!!!


「そうだ!おおのさん、今度おうちあそびにいかせてくださいね?ヤクソク!」


「いや~でも…おいらの家じゃないから…」


「…いいですよね、おじさん?ボクの家もリコンしてるのでさみしくって!」


…何だ、この嫌なザワザワした感じは?


そりゃ別に友達連れてくるくらい想定内だ。


しかも離婚してるとなれば同情の余地すらあるわけで。


しかし…こいつのこの挑発的な目は…


そして全く寂しくなさそうな言い方は……


なんつーか、面倒なことになりそうな臭いがプンプンする……。


「バカにしないでよ!翔ちゃんがダメとか言うわけないでしょ!優しいんだから!」


雅紀!


ありがとう、だけど今だけはその信頼感不要だった!!


「翔くん、侑李きたらたのしいとおもうから…いい…?」


じゅーーーん!


小栗の時の裾掴み&うるうる見上げるの今やんな!!!


もっと使うとこあったろ!!!


「…いいですか?おじさん!」


「だから、おじさんじゃなくて、お兄さんな?」


「しつれいしました、サクライさん!


頑なにお兄さんって言わねーなお前は?!


「ねー翔ちゃん、いいでしょ?」


「翔くんっ!ボク侑李とあそびたい!」


うっ…


雅紀と潤のキラキラ攻撃……。


「…も、勿論。いつでもおいで。親御さんのOK貰った時は、な。」


「わあ!良かったね侑李くん!」


「やったー!おおのさーんっ♡」


ぴょんと抱き着く侑李をべりっと引き剥がしたのは、俺…と、和。


思わず目を合わせる。



「「………(コクリ)」」



よく分からないけど、お互いコイツに危機感を抱いているらしい。


ここで同盟がこっそり生まれた。


奇跡的な。



………心強い!!!!



5歳児に危機感覚えて、これまた5歳児が味方になってくれて安心感を抱いている29歳という図はなかなかに情けなさを感じるが、何とも頼もしいことか!


大野さんがポケッとしてる分、俺らがしっかり護衛をしなくては。


ちらりと大野さんを見ると、目が合い、へにゃりと笑われる。


「櫻井さん、優しい!流石、イケメン♡」


ほわわわ~んガーベラと花が飛ぶ。



…自分の甥っ子よりも守らなくてはと思わせる家政夫、謎だな。



「翔ちゃん。」


和が冷たい声で言う。


「はい?」


「おかお。」


「さーせん。」




ダメだ。




緩む。






緩む。


で、おかおゆるんだひと。

ダメだよ?

しょぉくんみたいに、でれでれしたら!

せっかくのカワイイおかおが、ダイナシだよ!

じゅんより。


↑突然何?

私にも分かりません(笑)

私の脳内潤が勝手に喋り始めました(笑)