「遅いよ。」9/16(山)2 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

あれ、限定…挟むなら…
上・中・下じゃ無理じゃね??
とやっと気付いたのでタイトル変更します。
さすがに最終話限定はありえないですね。
大した内容書いてないけどわけますね。

0時には多分間に合わないごめんなさい!
なぜならまた父がワイン買ってきて母と飲むことになったから!
ちなみに父は禁酒中wwなぜ買ってきてくれるのww
しかも毎回必ずおつまみ作ってくれるww















ニノ、かな。


…ううん。


ニノだ。


きっとニノだ。


頑張ってるニノへ、神様のご褒美だ!



嬉しくなって、携帯を抱き締めて地団駄踏む。


うーーーーっ、幸せ過ぎるよ!


相葉ちゃんは自分で見つけたいから、きっと風間は動けない。


だけど…きっかけ位なら作れるだろう。


急がなくていいなんて言われたけど、絶対今日中に仕上げる!


おいらの古い記憶の中の、忘れるわけのない鏡の中のニノの顔を!!


おいらは嬉しくなって、鼻歌を歌ってくるくる回った。


翔くんはフランスまで会いに来てくれて。


風間とニノは多分だけど知り合ってて、親友になってて!


相葉ちゃんは全く諦めてなくって!!


…うん。


何か、全て上手く行く気がする!


今年だね!


そうだよ、今年だったんだ!!


しかし…


あるものが視界に入り、足がぴたりと止まる。


「………。」



寝癖のついた翔くんが、ニヤニヤと携帯を向けて立っていたからだ……。



「な、な、な…っ」


「わり。あまりに可愛くて…盗撮?」


てへぺろ♡って顔で見られた。


固まるおいらに近寄ってきて「おはよ」っておでこにちゅーされて。。


うぅ、寝起きでこのキラキライケメンはずるすぎる…。


でも!


「可愛こぶってもダメーーー!消してーーー!!!」


「あはは、やだ!折角会えた智の最初の可愛すぎる動画を消す訳ない!永久保存だよ!」


「永久に消し去って!!!ていうか起きたんなら声掛けてよー!」


「やだよ!いやだって、起きてきたら携帯抱えてじたばたして歌ってくるくる回ってんだもん。異国の地で、窓から漏れる朝日を浴びて!夢か、それとも妖精かと思ったよ?いや…天使?ミューズ?」


「はぁー?!何恥ずかしいこと言ってんの!翔くんのバカーーーー!!!」



ああ、もう



なんて幸せな朝だろう?



早くニノも感じて欲しい。


好きな人のために早く起きてしまうソワソワした気持ちを。


眠って入れ替わってしまうことに胸を締め付けられることなく、柔らかな寝顔を微笑んで見つめていられる幸せを。


日替わりでない、大好きな人との本当の体温を。



今もさ、相葉ちゃん以上に好きな人、どうせいないんでしょ?


早く見つけてもらって。


早く抱き締めてもらって。


早く気持ちを伝えて。


そしていつの日か


おいらとも会って欲しいな。


直接話したことも無い親友は


きっと照れ屋で、口が悪くて、素直じゃなさそうだけど


誰より強くて、凛として、信念のある人だって知ってるよ。



「…捕まえたっ!」


ぎゅうと背中から抱きしめると、翔くんがくるりとおいらの方を向いて、不意に真剣な顔をする。


その顔にドキッと心臓が高鳴る。


「…昨日、ごめん。俺…いつの間にか寝てて…朝もこんな時間に。ほんとごめん。」


「…ううん。トラウマ克服して、こんな所まで来てくれてありがとう!2日連続翔くん見れたのなんて生まれて初めてで、死ぬ程幸せだったよ!」


心からの本音!


そしたら翔くんは、ぎゅっと抱き締めてくれて。


「……仕事は何時から?」


「あ…半休とったから、昼過ぎから…12時半に出れば間に合う…。」


ドキドキ、心臓の音聞こえないかな?


顔、赤くなってない?


つい期待してしまって、恥ずかしくなって顔を俯ける。


「……智。その…俺……えっと………」


翔くんが言いづらそうに口篭る。


「そのー…会えた翌日に、こんなこと言っていいかわかんねぇんだけど、あの…」


翔くんの目が泳ぎまくる。


……ねぇ。おいら、26だよ?


そんなお伺い立てる必要、全くないんだよ?


まだ…高校生感覚?


そりゃ、初めてだけどさ。


でも…一応経験はあるんだからね?


早く…あの記憶、消して欲しいんだからね??


…嘘。


とにかく、翔くんが欲しいだけ!!


「どっちがどっちとか…も、あるけど…俺…」



…もぉっ。


焦れったい!



「その…、んっ!!」


襟元掴んで、引き寄せてキスした。


長めに、うちゅーって。


目を丸くした翔くんに何か愛おしさが込み上げてきて、緊張も解れて。。


ニコって笑ってド直球で言ってやった!



「翔くん、おいらを抱いて下さい!」



翔くんは耳まで真っ赤になって、だけどおいらの唇に今度は噛み付くように…初めての、『大人のキス』をした。



──キス、していい?


毎回翔くんは聞いてくれてたけど


もう聞かなくていいよね?


もう回数も数えなくていいんだよね?


だって、おいらはここにいる。


翔くんの瞳に映るのは



間違いなく、大野智なんだ。