抱きしめたい!7 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

超面倒な発言にも関わらず
コメントやメッセージたくさん来てて
なんか朝からほんと泣きそうになりました。・゚・(*ノД`*)・゚・。
ありがとうございます!!!
私幸せです…!(´;ω;`)🍀

お礼になるかはわかりませんが
抱きしめたい!の方をせっせと書きました(笑)
もう一話分今日中にアップします!(サービスシーンあり♡w)
返信もゆっくりします、
本当にありがとうございました(T^T)♡♡









【Side 大野】


ニノが翔くん先生に呼び出された。


めずらしー、何したんだろ?


「大野、ちょっと。」


松本先生にちょいちょいと手招きされたから、入口まで行く。


「なーにー?」


「試験勉強、大丈夫そ?」


「うっ…今その話してたんだよ~。ヤバイよ~。土日はニノが教えてくれるって言ってたけど、今日は無理って…おいら絶対追試だよ~。」


がっくり項垂れると、松本先生がクスッと笑う。


「だろーと思ったよ(笑)…見てやろっか?」


「え!いいの!?」


「他の生徒には内緒な?放課後保健室おいで。」


「わーい!ありがとー!」


ニノにしたみたいについぎゅーっと抱きついてしまったら、キャー!って聞こえて慌てて離れた。


しまった、松本先生女子に大人気なの忘れてた。


「ごめん先生、つい。」


「い、いいよ大丈夫全然オッケー。」


先生が片手で顔を覆ってこっち見てくれない。


やっぱ気持ち悪かったかな、悪いことしちゃった。


「じゃ、放課後!」


「待ってるよ。」


片手を上げて去っていく松本先生にうっとり見入る女子達。


白衣なびかせて、確かにカッコいいもんな~。




「Jさっき何か言ってきた?」


ニノが帰ってきて、後ろの席からこっそりそんなことを聞いてきた。


山下先生の英語の授業が既に始まっているから、小声ね。


「んー…と…今日……」


──他の生徒には内緒な?


…ニノにも内緒かなぁ?


わからなくって黙り込むと、ニノがクスッと笑う。


「いいよ、わかったよ。」


「えっ?」


何がわかったの?


思わずくるっと振り返って聞こうとすると、教壇から声が飛ぶ。


「Hey, Mr. Ohno! What're you talking about?

(こら大野!何話してんだ?)」


あ…またやってしまった……。


何言ってんのかわかんないよ~…。


仕方なく立ち上がって、必死で思い浮かぶ英語を探す。


「あー…あいあむ…」


「We're talking about you, Mr. Yamashita. You look so nice today, did you have your haircut?

(俺ら先生のこと話してたんですよ。何か今日かっこいいなーって。髪切りました?)」


ニノが突然立ち上がり、ペラペラ喋って驚く。


「Oh, thank you guys. Exactly. But you should tell me, not talk without me, right? ...OK, you can have a seat.

(ああ何だ、ありがとね。正解、切ったよ。でもそれは俺に直接言うべきだろ、違う?まぁいいや、もう座っていいよ。)」


山下先生がどこか嬉しそうに笑ってる。


な、何言ってんの?


「座れってよ。」


ニノがこっそり教えてくれて、慌てて座る。


「何言ったの。」


「別に。木に登らせただけ。」


よく分からないけど、これ以上注意されたくなくてもう喋るのをやめた。




「お、来たね。」


「内緒って言われたからニノにも言わなかったよ!」


放課後、松本先生を訪ねて保健室へやってきた。


偉い?と聞くと、めっちゃ偉い!!と頭を撫でて褒めてくれた。


へへん。


おいらだって、勉強は出来ないけど約束は守れるんだから。


「で、何の教科がわかんないの?」


「うーん…全部?」


松本先生が困った顔で「おいっ!」と笑う。


「じゃぁ…俺の一番わかるのから教えてやろうか?」


「あ、うん。ありがと!」


そう言うと松本先生が何でか入口の鍵をしめに行って、ぱっとおいらの手首をとる。


「どしたの?」


「まずは…こっち来て?」


引っ張られるままついてくと、ベッドに座らされる。


「ここ?」


「うん。カーテン閉めて集中力を高めないとね。」


「なるほど!」


シャッとベッド周りのカーテンが閉められる。


まずは環境からってことかぁ。


流石先生!


「何の教科教えてくれんの?おいらが持ってる教科書はねぇ、国語とー英語とー数学とー…」


「保健体育。」


にっこり笑った松本先生がおいらのほっぺたを撫でる。


「教科書とノート持ってないよ~?」


その手がゆっくりと移動して、唇のとこを撫でられた。


「いいよ。俺が直接カラダに教えてあげるから…」


何か、松本先生の声が低くなった気がした。




英語間違ってたらごめんなさい(笑)

勉強してないと忘れるね(笑)