スタジオストロボをどうしようか?の方へ | 光芒工房

光芒工房

「こうぼうこうぼう」と言います。
カメラに関する色々なこと

某所の撮影会+勉強会 

スタジオ用ストロボ(モノブロック)はスゲェ!ってなってたので

欲しいな病に罹患しかかっている人向けにまとめ

 

TTLオートは効かない

発光量をカメラ側から制御してくれる「TTLオート」は使えません。

スタジオ用のストロボはごく一部を除き「マニュアル調光」になります

自身で発光量を決定しなければいけません。

 

スタンドが必要

物理サイズ的にカメラにセットして使えるモノじゃないので w 

スタンドを用意しないといけません 最低高としてアイポイント位までは

欲しいのでそれなりの大きさと重さになります。

ストロボ自身が大きく重くなれば対応してスタンドも重いのが必要

(コケないようにスタンドの足元にウィエトも必要だったりすることも)

 

アンブレラ(傘)の類

表現として ストロボをそのまま被写体に向けて発光(直撃ち)

なんて事もしますが 光を柔らかくするのにアンプレラやソフトボックスと

組み合わせて使うのが普通です。

ボックスに比べて安価だし可搬性もいいのがアンプレラです

銀(メタル) 白(ホワイト) 半透明(スルーセント)がある

 

シンクロ方法

カメラ本体から離して使う事になるのでトリガー信号を伝えてあげる為のケーブルか

無線式(ラジオスレーブ)が必要です

モノブロックだと他ストロボ光に同調して光る機能(光学スレーブ)が内蔵されている

ものが多くて デジ1眼の内蔵ストロボで同調しそうに思えるけど デジ1眼のストロボは

プリ発光→本発光と2回発光 プリ発光で誤同調してしまうので殆ど使えない。

使いたい場合はクリップオンストロボでマニュアル発光をして同調させることになる

 

電源ケーブル

当たり前だけど100Vないと動きません w

なのでストロボまで引っ張って来れるように延長コードを準備です

 

うわ! なんか難しそうだわ って思ったならば諦めるのも肝心

ちょこっと使えば撮影クオリティアップなんて簡単にいかないのです。

これだけ持ちまわると機材を吟味しても10㎏近くの重量になります。

それでも購入して使ってみたいのでしたら更に以下記事

 

ガイドナンバー?

スタジオストロボは ガイドナンバー(GN)という考え方をしません。

純粋に発光管の発光量を Ws (ワットセカンド)という単位で表現をします

200Wsって表記のストロボがあったら フル発光で

「200Wの電球を1秒間点灯した時と同じだけの露光量を得られる」

そいういう考え方の単位系です。

 

ガイドナンバーは輝度表現的な表し方です

画角が狭いレンズの時は集光して光の到達距離を伸ばそうという考え

大元のパワーは変わっていません。

100mmのレンズ時にGN40と 50mm時にGN30だとすると?

50mm時にGN30の方が発光量そのものは大きいです

ストロボパワーを比べるなら同じ焦点距離の時にGNは幾つ?で

比較しないとです。

 

540FGZ HVL-F60 600EX SB910 

カメラメーカーの一番パワーのあるストロボも

実はほぼ横並びの絶対光量だったり w

目安ですがスタジオストロボ的な表現をすると

フル発光で大体50Ws弱位の光量になります。

 

まず1灯

使ってみるなら150~200Wsクラス

気にするのは

最低光量をどこまで絞れるか?

12Ws辺りまで下げることが出来るモデルが使い勝手良いです。

仮に 200Wsのストロボで1/8まで調光できるなら25Wsが最低光量

リチャージタイムは我慢できるか?

2秒以上かかると撮影リズム取り難いとおもいます。

最大パワーのある奴を軽く使う方がリチャージ速くなりますが

大きく重くなるので 設置に苦労します。

 

とにかくバンバンシャッター切る!

そういう方は冷却FAN付モデルが良いです 

大発光パワーなモデルは必然的にFANついてます。

 

安価な舶来ストロボ(地雷?)

リチャージ時間がカタログの5割増し程度かかるとか

光量を絞ると発光が安定しないとか

短時間にコマ数撮るとオーバーヒートして動作しなくなるとか

対策は?!

カタログ値を逆サバ読みして使う事 (笑)

200Wsのパワー表示なら100Wsモデル 

1/16までって表記あっても1/8までかな~? と

どれが地雷ストロボか?までは当方把握していませんのであしからず。

 

国産メーカーなら表記に偽りはないので (笑)

どこを買われても地雷にはならないです。

コメット プロペット サンスター フォトナ あたり

本体が小さいのはプロペットですね

 

細々したところで

日本製ストロボは17mmオス 海外スタンドは16mmオス

そのままでは載っけられませんのでご注意(変換アダプタ有)

海外ストロボは16mmのメスが標準取り付け。

色々買い揃える時に互換性の考慮が必要です。

ストロボ本体に付いていリフレクターは取り付け基部が各社異なります。

傘ではなくバンク(ソフトBOX)を使う場合はこのリフレクターのマウントを

利用して取り付けるパターンが多いので ストロボ本体のメーカーを

統一していないと1台目と2台目を共用できなかったりという事例が発生

 

測定器

発光量を測る「フラッシュメーター」があったほうが光量設定は楽

メーターが無くても適当に発光量設定してグレーカードを撮って

再生ヒストグラムから読み取って設定もできます (プロ技かもしれませんけど)

一番の力技で とにかく適当に発光させてみて再生してみて結果から判断でも

何とかなります。デジタルならではの荒業。

( フィルムの時は測ってポラロイドで影チェックして本撮影 )

 

 テキストのみですが

とりあえずのご参考に。

 

 

加筆修正しました 3/29

 

 

光芒工房 Ara-key