最近とある学校で移調楽器ではないトロンボーンやユーフォニウムをinBbの譜面で演奏していているところがあり治す方向に進めさせていただきました。
こういった状況はここだけの話ではなく、他でも当たり前だと信じて活動しているところもあると思い改めて移調楽器について説明させて頂こうと思いました。
皆さんそもそも「移調楽器」というものをご存知でしょうか?
例えばトランペットでは『ド』を鳴らすと『シ♭』がでます。
アルトホルンでは『ミ♭』、ホルンだと『ファ』がでます。
しかしトロンボーン、ユーフォ、チューバは『ド』を鳴らすと『ド』の音が出ます。
実音(実際出ている音)で記譜します。
ここで疑問が生まれます。
なんでトランペットやホルンは移調楽器なのでしょうか。
トロンボーンと同じく実音で書けば良いのでは?
ではここからは移調楽器の秘密にせまります。
移調楽器って何?
移調楽器にはそれぞれ固有の基準となる音があります。
管の長さによって決まります。
それによりB♭管、Es管、F管などが決まります。
今でこそ当たり前に同じ楽器で色々な調の曲を演奏することができますが楽器が誕生した当初は違いました。
演奏する調に合わせて楽器を変えていました。
ナチュラルトランペット
もし実音で記譜していたら曲ごとにどの楽器を使うか考えなければなりません。
このような歴史背景の名残で今もなおトランペット、ホルンなどは移調楽器なのです。
ではトロンボーンはB♭管ですが何故、実音読みなのでしょうか?
トロンボーンは移調楽器ではないの?
トロンボーンは誕生した頃から今まで大きく形は変化していません。
サックバット
スライドのおかげで半音階も難なくこなせ調によって楽器を変える必要が無かったのです。
その為実音で表記されているのです。
因みに、ユーフォニウム・チューバが発明されたのは19世紀。バルブが既に開発されていた為楽器を曲ごとに変える必要が無かったので実音表記なのです。
皆さん如何でしたでしょうか?
何と無くそう言うもんだからと解釈していなかったでしょうか、、
特に初めて楽器を持つ人には正しい知識を身につけさせてあげる事が大切です。
あとあと苦労するので、、、
以上、移調楽器のお話でした!