大阪国際空港

大阪国際空港(おおさかこくさいくうこう、Osaka International Airport)は、大阪市の北西13kmの兵庫県伊丹市、大阪府豊中市、大阪府池田市にまたがる空港法第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港、国内線の基幹空港であり、航空法上の混雑空港である。一般的に「伊丹空港(いたみくうこう)」あるいは「大阪空港(おおさかくうこう)」と称され、特にテレビや新聞などのマスメディアで関西国際空港と区別する際は「伊丹空港」と呼称されるが、国際航空路線の就航が無い現在でも、正式名称は変更されていない。 3,000mの滑走路を含む長短2本の並行滑走路を有する国内拠点空港である。関西三空港のひとつである。2府県3市(兵庫県伊丹市と大阪府豊中市及び池田市)にまたがる空港であり、関西圏の国内線が発着している。府県の境界は、旅客ターミナルビル、モノレール駅、駐機場付近で複雑に入り組んでおり、各市の飛地も無数に存在する。警備する警察官は大阪府警察と兵庫県警察の両者(それぞれ所轄署は豊中警察署と伊丹警察署)が常駐している。そのため、他の第1種空港にあるような空港警察署は設置されていない。
大阪市・神戸市・京都市などからなる京阪神都市圏のほぼ中心に位置するため利便性が高く、関西圏の国内線の基幹空港として利用されている。国際線は1994年9月3日まで発着していたが、翌4日に開港した関西国際空港に移転した。2010年3月現在、大阪国際空港の国際線運航は中古機体の海外への売却回送や外国要人の専用機の発着が中心である。→本項目国際線を参照のこと
滑走路はクロース・パラレルでA滑走路(14L/32R, 1828 m)とB滑走路(14R/32L, 3000 m)の長短2本が整備されている。優先使用滑走路は滑走路32R・32Lであり、南方からの着陸・北方への離陸が主に行われている。32LにはILSが設置されており、着陸機の誘導が行われている。滑走路32Rは32Lとの間隔が狭く、ILSは設置されていない。滑走路14R・14Lには地形上の制約(北方の山地の存在など)などからILSは設置されていない。2本の滑走路は航空機の性能によって使い分けている。ボーイング777やボーイング767、MD-80/MD-90など中・大型機は短いA滑走路での離着陸ができないため、これらはもっぱら長いB滑走路で離着陸する。A滑走路はボーイング737やボンバルディア CRJ、DHC-8、サーブ 340など小型機の離着陸に使われる。時間帯や気象条件・混雑状況によっては小型機でもB滑走路を使うこともある。空港周辺では航空機が低空を飛行するため、滑走路の周囲や延長線上などの周辺区域には騒音対策の緩衝緑地などが設けられている。