⚫5歳(年中)のとき

支援学校(幼稚部)の指導のお陰で、少しずつ、単語や2語文が増えてきたころです。

こうなると、去年は『コミュニケーション取れるようになる⁉』と思っていたのが、『もう少ししたらコミュニケーション取れるかも🎵』と、希望が出てきました。

気持ちが前向きになると、行動も前向きになります。

どなたかから聞いたか、本で読んだか忘れちゃいましたが、家の中の物や動作に繋がるところに『貼り紙』を始めました。
例えば、簡単なところで「机」や「おふろ」、動作も階段に「あがる」、「おりる」など(動作はイラストをつけて)。
少ししてから「和室」や「リビング」などが増えていきました。

ほぼ毎日目にするので、本人も気づかないうちに読んで覚えていきました。

この時、同時に感じたのは、聴覚障害を持っている子は、早めに、視覚的助けとなる文字(ひらがな、カタカナ、漢字)を覚えたほうが記憶に繋がりやすいということでした。
同じお子さんを育てていらっしゃる方は、とっくにご存じかもしれませんが、私は彼女が年少のとき、ちゃんと気づけてませんでした😅

産まれてから、運動の訓練に始まり言葉の勉強と、ずっと頑張っている娘に、客観的にえらいなぁと感じたのもこの頃。

多分、支援学校(幼稚部)に通うことで、心に余裕ができたんだと思います。

文字が読めるようになると、彼女はいろんなことに興味が出てきました。
これまでDVDで観ていたディズニーやトムとジェリー、恐竜の本を見るように。
こうなると、簡単な本であれば、ちょっとした文は音読もありかも。(うちは気づかず、ひたすら黙読でしたが…もったいない😅)

ちょっとしたきっかけで、世界が広がりつつあった年中でした。

そして、年中後半は、支援学校から就学に向けてのお話が出てきます。
早いなぁ、ちょっと前に入学したのに…と驚きつつ、最近の娘を見てて、地元の学校も視野に入れて考えてみようかなと漠然と考えてました。

地元の教育委員会の教育相談を受け、他市の小学校で開設されている難聴学級の見学も行きました。
4年生の女の子で、とてもしっかりしていて、うちの子はここまでしっかりできるかな?と思いながらも、期待が高まった瞬間でした。
長休み時間には難聴学級を飛び出して、同級生のいるところへダッシュで向かい、自然に輪の中に入ってく❗

うーん憧れる〰🎵

担任の先生のお話では、1、2年生のときはいろいろ頑張ったからだと。涙も流しながら一生懸命頑張ってたからです、と。

そっか。常に順調じゃないけど、これが学校で学ぶ社会生活の第一歩で、自立に繋がるスタートなのかもと、とても大切な時期に感じた見学となりました❗