今日は青森県の八戸市に来て2日目。

母親が亡くなって色んな事があった。

まず前に来た時、借家を解約する為に家にある色んなものを整理した。

この模様は後で書こうと思ってますがその中にこれは捨てられない

というものが結構あった。

 

それは私が持ち帰ったり当時入院中だった母親に持っていったりした。

しかし母親の容態が急変し亡くなった。

そのときに入院中の母親に持って行った荷物を改めて確認した。

そのときに気づいた事があった。

 

「母の指輪は?・・・」私が小さい頃から母がよく私に言ってたのは

「この指輪は本物の金だよ」と言ってた。

小さいころはふんふんと聞いていたが私が大きくなるにつれて

「もう何回も聞いたよ・・・」と思うようになった。

 

そして母親が亡くなって改めて指輪の存在を思い出した。

葬儀屋さんに母の遺体を確認してもらったが指輪は無かった。

一瞬諦めかけたがどこかのタイミングで外したと思い

入院してた病院か短期間いた施設のどちらかだと思った。

この日は病院と施設に書類の提出とお金の支払いがあって行く事に

なってたので聞いてみる事にした。

 

施設に行き書類を提出してお金を払った。

そして指輪の事を聞いてみた。

色々と調べてくれ施設は貴金属は持ち込み禁止らしく

担当の方が外してビニール袋に入れ、荷物の中に入れたという。

私は遺体が安置されている場所に戻り荷物を確認しようとしたが既に無かった。

私が荷物を色々確認してこれはいらないと判断した荷物の中にある可能性があった。

 

私は葬儀屋さんに荷物を確認して欲しいとお願いした。

すると数分後に葬儀屋さんが指輪を持ってきた。

「ありましたよー」

私は改めてその指輪を見た。

おそらく結婚指輪だと思うが私は父親がどういう経緯で指輪を渡したかは知らない。

ただ母親が幼い私に指輪の話をしてたのは覚えてる。

 

私の頭の中は色んな想いがよぎった。

その指輪は母親の形見として私が持って帰る事にした。