修行について その35 拝観案内 | 修行僧の涙目な日々

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修行僧時代を振り返ってみるブログ。

拝観案内・・・お寺の見学に来たお客さんを案内し、山内を紹介する仕事。

 
拝観案内・・・お客さんに楽しんでもらうことが第一の仕事。
 
拝観案内・・・古参のやり方にとらわれず、自分の工夫次第でどうにでも出来るほぼ唯一の仕事。
 
と、いうわけで今回は拝観案内についてです。
これは比較的、お年寄りの修行僧が得意としていることが多い業務です。
若いのに、えらそうにしている古参和尚に一泡吹かせることができるので、得意としている修行僧には非常に人気です。(もちろん、私のようなシャイボーイには不人気)
拝観案内中は一切の作務、法要、ご祈祷などが免除されます。
ここが一番のメリットと言えます。
 
また、マニュアルのようなものあることはあるのですが、基本的に使う必要はないです。(苦手な人はマニュアル通りやるように指導されます。)
お客さんに合わせて、臨機応変にときには笑いや感動トークなどを交え、オリジナルの案内をする。
すると、お客さんや受付の人から高評価を得られる。
すなわち、古参からも一目置かれるようになる※わけです。
 
 
※得意な人に限る。