ドラムンベースは僕にとって日々の生活の大事なポジティブなエネルギー。

憂鬱な朝、どんな栄養ドリンクよりも3分でいいから耳に入れる。

自然と足が一歩前へ。

体と頭が軽くなる。


お気に入りはやっぱりHOSPITAL、「LONDON ELEKTRICITY」

http://www.myspace.com/londonelektricity


サプリメント買うよりお得です。


一目見て地球上で一番かわいい生物と認定しました。

おでこのブヨブヨした脂肪の塊は、「メロン」って呼ばれているらしい。

悶絶。















STS9のアルバム、「アーティファクト」のリミックス集。

アーティファクトは自分の中でSTS9最高傑作だと思っているので、各方面の多彩なアーティストが解体し再構築しているのが凄く興味深い。
M13、krash kaleによるりミックスではRe Emergenceが軽快なドラムンベースになり原曲の重苦しさを一掃している。
このアルバムでは一番好きな一曲。
重厚なエレクトロニカに生まれ変わったM8、Richard Devineリミックスのbetter dayも素敵。

ジャケットアートワークは文句なしに最高。






名盤中の名盤中の名盤。

ゴアトランスのアシッドな曲がりをジャーマン直系の永久機関のような図太いリズムでグイグイ引っ張っていく。
今でこそそんな音はたくさんあるけれど、初めて聴いた当時はありえない音だと感じた。
相対するものが奇跡的に融合しているような、奇妙だけどゾワゾワする感覚。

聴くたびにリズムの裏に存在する隠れたリズムと音を発見することができる(もちろん今でも)

その裏の音を感じ取ることでそこに存在する音は全くの隙の無い完全な音となる。

踊っているとわかるが、すべての動作に音が付随してくる感じだ。

まったくもって当時はありえない、圧倒されるばかりだった。




そのありえない音を体感するために、こだまの森にまでテントもって出かけた

まだまだこだまの森のフロアも混雑してない頃。

明けがた現れた化け物みたいな音を操り繰り出す2人組・・・。
「音の壁」というものを本気で実感した凄まじいライブだった。

空間そのものを音で支配していた。

今思い出しても鳥肌が・・・。

本当に凄かった。
空に描かれた飛行機雲でのXの文字は忘れられない。



素晴らしい音に出会ったとき、反射的にその音を消費し自分の中で消化してしまうのがもったいなくなり

特別な時意外聴かないようにしてしまうクセがある。

ハルシノやシュポングルのアルバムがそうだった。

聴く事で飽きてしまうことが怖くなってしまう。

しかしこのアルバムはそんな心配を軽く超越している。

何回聴いたかわからない。

何回無くして何回買いなおしたことか。





人生で同じ時代に生きてリアルタイムに出会えたことに感謝するアルバムの一つだ。



ハラカミさんは日本が誇る稀代の天才である。

すべて名盤だけどスモールミュージックでようやく借りれた最後の一枚。

電子音なのに暖かい温もりがある。
かわいらしい人間のように見えるけど中身はテクノロジーのぎっちりつまったアトムのような。
有機的な音というのだろうか、高速で早回しして伸びていくツタのような植物の映像も浮かんでくる。
テンポは不規則で複雑極まりないのに一緒に散歩していると気持ちよくどこまでも足を運んでくれる。
朝でもいいし、木漏れ日の中でも、夕日の中でも、雨の日の憂鬱な室内でも対応してくれる。
ただただ、気持ちがいいあったかい。

M3「いとぐち」のイントロで涙が・・・。
人生で出会ってよかったと思える一枚。





暇な休日にレビューを書くならば、レビュー欄に入れなければならないCD。
自分の人生のすべてを決定付けた大事な大事な一枚。

このCDがなかったら音楽に触れる事もなかっただろうし、そこから得られるたくさんの感動も味わう事ができなかっただろう。

M1cherubrockのドラムロールからひずみまくったディストーションギターが重なっていくイントロで

音楽で初めて鳥肌がたったのは今でも覚えている。

バケモノに出会ったかの様に硬直しながらベッドの上で何度も何度も確認するように聴き続けた。

極太のリズム隊、ひずみまくったディストーションギター、ヘビーな曲展開。

しかし、そこに乗るのは赤ん坊の泣き声のような金切り声を上げるビリーのボーカル。

その対比に一瞬でやられてしまった。

生まれて初めて見たスタンディングのライブもスマパンだった。

とにかく歌いまくって、踊りまくる。

初めてなのに何人もグロッキーな人を運び出しながら前へ、前へ。

今、ビリーと同じ空間にいる、そしてビリーの作り出したグルーブを生で感じている、

同じ感動を味わっている。

その事が本当にうれしくて完全に満たされていた。
頭が真っ白になって声がガラガラになって汗ビッチョリ、目は真っ赤。

ライブが終了すると、人ごみから出てきた友達のタートルネックのセーターの首はだらっだらに伸びきっていたw。

男二人笑いあって帰りの電車で、興奮冷めやらず、ずーーーーーーとライブの話をしていた。

SOMAの緊張感は尋常じゃなかった!

GEEKのイントロのドラムの手数の凄さ!

ダーシー美人だぁ・・・・





あれからもう15年!!

今でも全く色あせない、何度聞いても新しい発見がある名盤中の名盤だ。




ビリーコーガンはただいま5年以上に渡って迷走中。
再結成は決して成功だったとは思ってないが、、
いつかもう一度心に響く音を作ってくれる事を願ってる。




臨死体験をテーマにしている。
最初は現実感が沸かずゆっくりと読んでいたが
1部が終わり主人公が自ら臨死体験研究の被験者になるあたりから物語にぐいぐい引きこまれていった。

自分で絶対そうならないだろうって考えていた展開の数々に何度も驚嘆しながら最後まで一気に読んだ。

読み終わって日にちは経つが、自分の中ではまだ3部の最後や最終章を思い出すだけでなんともいえない気持ちになる。
慣れない洋書だったけど、凄く衝撃的な作品だった。

最終章では絡み合ったすべての伏線と問題が解決する。

それはハッピーエンドといっていいのか、そうでないのか人によって捕らえ方は異なるだろう。
主人公がその時いる場所、そこでもがいている描写は胸が締め付けられ、やりきれなくなった。

でも、僕はある一人の人物が臨死体験の中で救われるシーンで
本当にこの小説読んでよかったなと感じた。

すごくあったかい気持ちになれた。


臨死体験に対して作者が明確な一つの答えを出しているのもすっきりしていてよかった。
読む前までは脳のランダムなシナプス発火で・・・という意見が僕も有力だと思っていた。
(人生回顧はまさに脳のいろんなところが発火して海馬が発火した時、次々に「現実」体験するんだと思う。)
が、この作者のコニーウイリスの解釈を知ると、僕もそうあって欲しいと感じた。


立花隆の臨死体験にもあるように、この現象にはさまざまな意見がわんさかある。
本当に死後の世界なのかは別として、死を垣間見ると言う事は、変な言い方だけど死ぬまでに一度やってみる価値はあるのかもしれない。(重症な状態はごめんだけど。)
現実にほとんどの臨死体験経験者が死への恐れがなくなっているが
それって人生最大のストレスがなくなっているって事。
すくなからずその後の人生は豊かなものになるのは確実だと思う。





読み終わって何がびっくりしたかって
今から30年近く昔にアメリカという国は
なんてむちゃくちゃな事をやらかしていたんだろうって事。
アポロ計画、凄すぎる、無茶すぎ。
なぜたった10年で月まで到達できる技術力がありながら30年たった今ではまだ宇宙ステーションの段階なのだろう。
当時のNASAの怖いもの知らずさはあきれ返るぐらい凄い。
ホントもうノリだけって感じがする。

巻末に載っている13号ミッション中のNASAの管制室の写真見ても本当に恐怖感しか沸かない。

モニターが全部ブラウン管w。

時代を感じさせまくるw。

まっ、これはしょうがないにしても、今で言うスーパーコンピュータの性能もショボショボだったのだろう。
軌道修正の計算など手作業の部分が多かったに違いない。
アポロ船内から軌道軸をあわせる作業も、船内のものすごいちっこい小窓から目印となる星を見つけて計算していくというアナログなスターチェックというもの。
13号でも起こったが、何らかの理由で窓が見えなくなった時どうするんだって突込みを入れたくなるようなちーさな小窓が恐怖感を倍増。

このノンフィクションの壮絶なドラマを、アメリカの危機管理能力の高さとリスクマネージメントの教訓として読む気には全くなれなかった。
当時、次世代は宇宙へ!と躍起になっていたNASAとアメリカの空気の読めない自信とお祭り騒ぎのノリノリ感が、国全体を包んで凄いことをしてみました、という記録に過ぎないと思う。

チャレンジャー爆発で一気に縮小していったアメリカの宇宙開発。

そういった歯止めがいつか必要だったのかもしれない。




ただ・・・、この時代、もしかしたら凄い楽しかったのかもしれないな。