会社員として働いていると、「上司が完璧ならいいのに…」と思うことは多いですよね。ですが、現実には出来る上司でも常に100%ではないし、出来ない上司でもたまには良いことをするものです。
では、もしあなたが選べるとしたら——
「出来る上司の5割」と「出来ない上司の5割」、どちらを選ぶべきか?
結論はシンプル。出来る上司の5割です。
なぜか?理由を3つに分けて説明します。
1. 「5割の質」がまったく違う
出来る上司の5割=「実力がある人が、たまたま半分しか力を発揮していない状態」。
出来ない上司の5割=「もともと実力が低い人が、なんとか半分だけ出来ている状態」。
同じ“5割”でも、スタート地点のレベルが違うため、成果やアドバイスの質が圧倒的に違います。
例えば、プロ野球の一流選手が5割の力しか出せなくてもアマチュアのトップより上手いのと同じです。
2. 成長の方向性がある
出来る上司は、5割でも「伸びしろ」があります。状況が整えば8割にも9割にもなる可能性が高い。
一方で、出来ない上司は5割が“限界付近”。努力しても劇的な改善は難しいケースが多いです。
将来性を買うなら、出来る上司の5割。
環境やチームのサポートによってパフォーマンスが上がる期待があります。
3. 学べるものが多い
出来る上司は、たとえ5割の力しか出していなくても、考え方や判断基準が本質的に優れていることが多いです。
部下として一緒に仕事をすると、知らず知らずのうちに良い影響を受けます。
逆に、出来ない上司の5割だと「反面教師」にはなるものの、吸収できる“良い部分”が少ないのが実情です。
キャリア形成の観点でも、出来る上司の方が圧倒的に有利です。
まとめ
- 同じ5割でも基準値が違う → 出来る上司の5割は成果が高い
- 伸びしろがある → 将来8割・9割になる可能性が高い
- 学べることが多い → キャリアにプラスになる
つまり、出来る上司の5割は“宝の原石”、出来ない上司の5割は“石ころ”。
どちらも“完全無欠”ではないけれど、一緒に働くなら絶対に前者を選ぶべきです。