『一分間謝罪法』 ケン・ブランチャード&マーグレット・マクブライド | kottsunのLogノート

kottsunのLogノート

主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

先日読んだ『1分間マネジャー』 の流れを汲む作品として書かれていますが、
今回は「効果的にあやまる」ための秘訣が紹介されています。

経営上のミスをかさねてしまった社長が、自らの非を認めず抗弁したために、重役陣から
厳しい決断を迫られます。社長を救う方法をもとめて、若者が、伝説的な経営者
<1分間マネジャー>に会いに行き、「1分間謝罪法」を学ぶ。というストーリー。

謝罪するということは、しょっちゅう起こることではないので(しょっちゅうあっても困りますが)、
あまり使う機会はないと思いますが、仮に起こってしまった時は、ここに書かれていることを
忠実に対応し、危機を脱したく思います。



・人にあやまるうえで最もむずかしいのは 自分の過ちをさとり認めることである

・"こんな状況でさえなければ"とか、"あんなことをしなければ"とか、"なんとかなったかもしれない
 のに"とかのセリフは"悩みの言葉"である。そのせいでいつまでも過去にとらわれ、最善の行動を
 とることができない。しかも、自分に対して正直になるうえでの障害にもなる。

・人が真実から自分を切り離そうとするとき、あるいは、"そんなことは起こらなかった"とか"私の
 せいじゃない"と言わんばかりに振る舞うとき、その人は心理学で言う"否認"におちている。
 そうした人が謝ることができないのは、自分は悪くないと合理化しているせいだ。自分がミスを
 犯していることを認められないから。

1分間謝罪法は降伏することから始まり 誠実であることで終わる。
  <降伏するときは>
   ①まちがいを犯したこと、その埋め合わせが必要なことを、自分自分に対して正直に認める
   ②自分のしたことや、他の人にもたらされた悪い結果については、全責任を取る
   ③あやまるにあたっては、"緊急の意識"をもつ
   ④こちらがどんなまちがいを犯したと自覚しているかを、迷惑をかけた相手に正確に伝える

  <誠実であるとは>
   ①自分がしたこと、あるいはしそこなったことが間違っていて、こうありたいと願う自分自身
     の姿と一致していないのを認める
   ②自分がどれだけ人を傷つけてしまったかを認め、その償いをする
   ③同じ行動を繰り返さないように、自分自身と他の人たちにその決意を伝え、自分の態度を
     あらためることでその決意をはっきり示す。

・正直であるとは自分やほかの人に対して真実を伝えること。
 誠実であるとはその真実に沿った生き方をすること。

・結果のためにあやまるのではなく、自分が間違っていると知り、そうすることが正しいことだと
 思うからこそあやまるのだ。

・迷惑をかけてしまった人にあやまるには
  自分がミスを犯した
  それを申し訳なく思っている、
  これから態度をあらためる、

 その3つを伝えることが最良の方法だ。

一分間マネジャーが教える危機を突破する謝罪術/ケン・ブランチャード
¥1,155
Amazon.co.jp