3男1女に恵まれながら、「もう一人女の子が欲しいなぁー!」なんて呑気に考えていた矢先、5人目の妊娠が発覚しました。
末の子が1歳になる直前でした。
どうか女の子でありますように!と祈りながら過ごすこと3ヵ月、赤ちゃんは心音確認後、11週数目の健診で先生が「あれっ!おかしいぞ!」と経膣超音波で見ながら言いました。
私は、赤ちゃんに何かあったんだ!と心臓が、バグバクしてくるのを感じました。
先生が「赤ちゃん心臓動いてませんね、みえますか?赤ちゃんの大きさから1週間前には、心停止していたようです、」と言い、私は心臓がドキドキしながらも「はい」とだけ返事しました。
まさかこんなことになるなんて!
わたしの心臓だけが私の本心を表しバグバクしていて、表情や受け答えはなぜかとても冷静でした。
先生に、「原因はなんですか?」と聞くのがやっとでした。
先生は、「流産はしたことない?妊娠初期の流産は珍しい事じゃないよ20代や30代で10人に1人、40代で10人に3人に起こることなんです。原因は赤ちゃんの染色体異常だと考えられています」
と説明してくれました。
そして、先生は、2週間後に診察します。もし赤ちゃんの心音が確認出来なければ、手術で赤ちゃんをだしますから。それまでに出血すると、びっくりするくらいの量が出るから外出先へは大き目のナプキンをもっていくようにといわれました。
現実に気持ちがついて行かない中、夫や両親に医師に言われた事をそのまま伝えました。
子供達にはまだ伝えてなかったから、悲しい思いをさせなくて良かったと思いました。
繋留流産について随分ネットで調べましたが、中には、赤ちゃんの心音が確認できず、繫留流産と言われたにも関わらず、2週間後の診察で、赤ちゃんの心臓が動いていて無事出産したと書かれた記事があり、私の赤ちゃんももしかしてと期待してしまいましたが、2週間後に診察しても、赤ちゃんの心臓はとまったままでした。
経膣超音波検査を受け、先生から、「赤ちゃんのの心臓動いていません。少し浮腫んできていますね。」と言われ、何とも言えない気持ちでした。
その日は、先生が、「手術の日程を決めます。来週の月曜日か火曜日にまでには手術した方がいいでしょう。」と言われました。
自宅や外出先で出血したら、大変だからだそうです。
「手術は、診察が始まる前に何も食べずに来てください。帰宅は、麻酔をするので、麻酔後の運転は危険なので、お家の人に送り迎えをしてもらってください」と言われました。
手術当日は夫に仕事を休んでもらい、付き添ってもらいました。
手術は、全身麻酔で子宮から掻き出す内容でした。「麻酔入ります数を数えて下さい。」といわれ、3まで数えて意識がなくなりました。目が覚め、時計をみると、およそ30分経過していました。しばらく体が動かず、目だけをキョロキョロさせていました。
麻酔が切れてしばらくすると、子宮収縮の痛みを感じました。
助産師さんに、赤ちゃんがどうなったのかを聞くと、胎盤に血栓などがなかったかどうかを組織として、病理検査に出すとの事でした。
一度お腹に宿った命が、いなくなるという体験は、何とも言えない空虚な感じが残りました。
つわりが辛く、食べ物が美味しくないとイライラしていたあの頃を懐かしく感じながら、つわりがなくなり、同時に赤ちゃんもいなくなった現実にしばらく違和感と虚しさを感じずにはいられませんでした。