こんにちは、とわです‼️☺️
2024年はじまりましたね〜。
今年もどうぞよろしくお願いします🙇♀️
さて、前回のブログでちらっと書きました「夏色キセキを下田まち遺産に!」の件でご報告いたします。
以下、今回ご尽力いただいたはっせさんより。
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優香誕のレポートの中でも触れていただいておりましたが、先日、「夏色キセキ」を「下田まち遺産」に登録してもらおうということで、いろいろやってました。
結果して登録は実現せずに終わってしまいましたが、登録を目指した動機だとか、申請の過程だとか、そういったことを記録にして残すと同時に、このブログを読んでいただいている方々に「ふぁんくらぶがこんな取り組みをしてたんだ」ということを知ってもらおうと思い、今回ブログに寄稿させていただきました。
まず、ご存知でない方のために、そもそも「下田まち遺産」とは何なのか、というところから話を始めましょう。
「下田まち遺産」とは、簡単に言うと世界遺産の下田バージョンのようなもので、後世に残し伝えたい下田の歴史的建造物、自然の風景、街並み、文化・風習など150件以上が登録されてます。具体的に何が登録されているのかは、下田市のウェブサイト内の「下田まち遺産」のコンテンツでご覧いただけます。
また、登録されているまち遺産の紹介やまち遺産の保存・活用に向けた取り組みなどを紹介するPRパンフレット「下田まち遺産手帖」を年2回発行しており、市内の公共施設等で無料で入手できる他、前述の下田市のウェブサイト内の「下田まち遺産」のコンテンツではバックナンバーも閲覧できます。
参考:下田まち遺産 | 下田市
さて、今回なぜ「夏色キセキ」を「下田まち遺産」に登録してもらおうと思いついたのかといいますと、現在まち遺産に登録されている150以上の物件をよーく見ると、ちょっと変わったものがまち遺産に登録されていることがわかりました。
例えば・・・
・下田小学校校歌(認定番号96)
→提案理由:下田を代表する偉人が歌われており、校歌としては非常によく下田を表現しているため。
・宵闇が旧町内を満たす頃流れる、太鼓祭の練習の音色(認定番号153)
→提案理由:コロナの影響で一時まったく聞かれなくなってしまった太鼓の音色が数年ぶりに聞こえてきたことで、改めて下田の人にとって大切なまち遺産であると気づいたため。
「校歌とか音とか、そんなのもまち遺産に登録されてるんなら、もしかしたら「夏色キセキ」も申請すれば登録いけんじゃね?」
と、実に安直ではありますが、これが登録を思い立った動機です。
で、11月の優香誕の席上でこの提案をしたところ、出席者の満場の拍手をもって賛同が得られたため、さっそく実行に移すことにしました。
今回はおれが申請だとか市役所との連絡先窓口を引き受けることにしました。まち遺産の制度が始まって10年ほど経ってるんですが、今までふぁんくらぶの間から「「夏色キセキ」を「下田まち遺産」に登録してもらおう」と言い出す人がおらず、だったらおれが申請しようかな、ということで手を挙げさせてもらった次第です。
申請用紙は上述の下田市のウェブサイト内の「下田まち遺産」のコンテンツからpdfファイルでダウンロードできます。で、これに申請者の住所・氏名・連絡先とか、申請する物件の名称とか、提案理由だとか必要事項を記入します。最近はブラウザ上でpdfを編集・加工できるサイトなんてのもあるんですねー。今回、大いに活用させていただきました。
提案理由について、おれが特に前面に押し出したかったのは次の2点。
・「夏色キセキ」の放映がきっかけで、下田が注目を浴びたこと
・アニメという今までにない切り口で、下田を訪れる新たな客層の掘り起こしにつながったこと
この2点を加味して、提案理由を次のようにしました。
「2012年4~6月にMBS・TBS・SBS・BS-TBS等で放映されたテレビアニメです。下田を舞台とした心温まるストーリーで、下田の風景・街並み・季節の風物詩が随所に描かれています。放映をきっかけに数多くのアニメファンが下田を訪れ、放映から10年以上経った現在もなお足繁く下田を訪れるファンも少なくありません。このアニメの放映により下田が脚光を浴びたこと、そして下田を訪れる新たな客層の開拓に寄与したこと、これらの事実と功績を後世に残し伝えたいと考え、まち遺産に認定いただきたく、提案いたします」
一方、これとは別に資料として地図や写真などの提出も求められているため、何か使えそうなものがないかと探してみたところ、2012年秋に開催したスタンプラリーの台紙が出てきました。
この台紙、パンフレット形式になっており、ストーリーのあらすじや主な登場人物の紹介、そして本編に出てきた場所を指し示す地図などが載っており、これがそのまま使えそうなので、近所のコンビニのマルチコピー機でスキャンしてpdfファイルにしました。
以上、書類や資料を取り揃え、下田まち遺産の窓口である下田市建設課宛てにメールで送り、返答を待つことにしました。
それから2日ほど経ち、建設課からメールが。
認定を見送らせていただく、という内容でした。
いったい何がどうだめだったのか。
下田市の条例をまとめた「例規集」というものがあり、この中に「下田まち遺産の認定・登録に関する要綱」というものがあります。
の中の、第10類「建設」→第3章「都市計画」の中に掲載されてます。
これによりますと、下田まち遺産に認定されるには、
(1)地域を象徴しているもので、次のいずれかに該当するもの
ア 下田や各地域の代表的なもの
イ 各地域の特長を現しているもの
ウ 多くの観光客が訪れているもの
(2)下田らしいもので、次のいずれかに該当するもの
ア 下田元来のもの
イ 下田の文化、歴史及び伝統に裏づけされ、継承しているもの
ウ 市民の創意・工夫や独自の発想から生み出されたもの
(3)誇りに思うもので、次のいずれかに該当するもの
ア 市民が大切にしているもの
イ 市民に愛されているもの
ウ 下田を訪れた人に紹介できるもの
(4)継承すべきもので、次のいずれかに該当するもの
ア 短期間に消滅しないことが見込まれるもの
イ 市民等が維持・管理に携わっているもの
ウ 継続的に市民等が関わっていけるもの
以上4項目のいずれにも該当することが必須とされています。
今回、「夏色キセキ」はこのうちの(2)においてア・イ・ウのいずれにも該当していないとの判断により、認定を見送らせていただく、とのことでした。
まぁ、そう言われてみりゃそうだな、と。さすがにこればかりは致し方ない。
「そこを何とか!」とゴリ押しするつもりもないので、あっさり引き下がりました(苦笑)
今回、年末のお忙しい中ご検討下さいました下田市建設課さま、ご対応まことにありがとうございました。
…という事で残念な結果とはなりましたが、少しでも下田の人が夏色キセキの事を思い出してくれたら、そして今もファンが下田で集っている事を知ってくれたら嬉しいですね✨
ではまたねッ👋