ナガサキより | トラ・トラ・トラと、時々ネズミ

トラ・トラ・トラと、時々ネズミ

寅年ママと、阪神ファンの夫に命名された息子、
ママと2まわり違いで寅年に誕生した娘、

そしてネズミ年パパの日常を綴っています。

今、長崎の実家に帰ってます。

テレビからさだまさしの歌が流れてきて、
あぁ、私はやっぱり長崎を愛してるなぁ…
と、郷土愛を再確認する夜。


先日の8月9日は長崎の原爆の日でしたが、今年初めて知りました。
長崎以外では鳴らないんですね~サイレン。

長崎では原爆投下時刻の11時02分になるとサイレンがウ~ッと鳴り響いて
長崎市民は原爆で亡くなられた方々に1分間の黙祷を捧げるんですよ。

それが、どこにいても何をしていても聞き逃さないくらいに大きな音なので
今まで黙祷をしない事なんてなかったのですが、
北九州で過ごした今年の夏はハッと気付くともう11時半になってましたダウン

小学校は8月9日は登校日になっていて1日学校で平和学習。
小学生にはちとヘビーな映像を見たり、文章を読んだり、歌を歌ったり
1日中、過去に長崎に起こった原爆投下の悲惨な状況について
たっぷりと勉強させられます。

子供心には、ちょっと怖いし夏休み中に学校に行かなきゃだしで嫌だったんですが、
でもそのお陰で『原爆』と聞くとその影響で人や環境がどうなったか、
数々の映像がバババッと浮かんできて、核兵器に対する恐怖心や抵抗感は
強く心に植え付けられました。

北九州の小学校では原爆についてあまり詳しく教えていないようで、
大河が知っていたのは
「最初は北九州に落とす計画だったけど、曇っていたから長崎に変更した」
という情報のみ。
まぁ、まだ小1だという事で配慮したのかもしれませんが…。


『原爆』は過去に起こった不幸な出来事でしょうか?
いいえ。現在世界中には1万7000発以上の核弾頭が存在し、
3.11の東日本大震災で身をもって体感したように
放射能の恐怖は私達のすぐ近くに存在しています。

『ヒロシマ』『ナガサキ』は明日は貴方の街になるかもしれない。

そんな現状だからこそ、子供達には恐れずに原爆によってもたらされた
悲惨な状況を正確に伝えていくべきだと思うのです。
『恐怖心』こそが核への最大の抑止力になると思うから。


今年の原爆の日は私が大河に原爆について話しました。
そのうちに、長崎の原爆資料館に連れて行こうと思っています。
自分が生まれ育ったこの街に、68年前に何が起こったのかを正確に知ってもらう為に。


「ノーモア ヒロシマ、ノーモア ナガサキ、ノーモア ウォー、ノーモア ヒバクシャ」
世界中にこう発信するのは世界で唯一原爆を落とされた国である日本の権利であり、
課せられた使命であると私は思います。



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たまにはこんな真面目なお話はいかがでしょう(笑)
携帯からなので、段落等見辛い点はお許し下さいねあせる