『ヨールカの白いお客さん』 寒い寒い年のクリスマス! | 手当たり次第の本棚

『ヨールカの白いお客さん』 寒い寒い年のクリスマス!

私が好きな動物はいくつもあるけれど、そのうちのひとつに、くまがある!
テディベアじゃなく(いや、テディベアもそれはそれなりにいいと思うのだが)、生きてるくま( ‥)/
中でも、しろくまが一番いい!
しろくまは、『もっとも危険なゲーム』 (ゲームは、猟獣)とか言われるし、事実、でかくて危険な獣だけど、映像で見る限り、いかにもふかふかしていそうだし、白いし、動きがユーモラスで面白い。

じゃあ、そんな獣が、わちふぃーるどにいたら、どんな感じだと思う?

これは、わちふぃーるどの北極である「ノース」からやってきた、ペンギンやしろくまの物語。
そして、それら寒い国の動物たちも巻き込んで、タシルの街は盛大なクリスマス……ヨールカを迎えるんだ。
ジタンのバイオリンにあわせて、ヨールクラップ! ヨールクラップ!
魔法の戸口が開いて、落ちてきたのも、しろくま。

クリスマス(ヨールカ)は、楽しいのが一番!
もし、自分のうちに、一人でさみしいクリスマスを過ごしてるんだ……そんな人がいるなら、タシルのヨールカを思い浮かべてみよう。
高鳴るバイオリンの音。
動物たちの楽しそうなコーラス。
大きなヨールカの木(クリスマスツリー)をめぐって、踊る、踊る。
楽しいリズム。
心のもちようで、きらきら光る、すてきな光景が見えてくるよ。

みなさん、楽しいクリスマスを!

著者: 池田 あきこ
タイトル: ヨールカの白いお客さん