小学館のフィールド・ガイド | 手当たり次第の本棚

小学館のフィールド・ガイド

図鑑って、好きなんだよな。それも、できればカラー写真が豊富なやつがいい。見ていて、楽しい。
中でも、ひいきにしている図鑑のシリーズは、小学館の「フィールド・ガイド」シリーズ。
何がいいかというと、これって、新書サイズで持ち歩きやすく、全部カラーだし、和名は必ず漢字表記も併記されているのだ!

これって大切なんだよ( ‥)/

なぜって、ふつう、図鑑とかでは、和名はカタカナ書きしかされていないのだ。ところが、本来、和名って漢字で見ないとわからなかったり、下手すると誤解するようなものまで、ある。

例をあげよう。
とらが、箱根の湿性花園で見たやつだ。
黄色いかわいい花が咲く野草なんだけど「クサレダマ」っていう名前なの!
くされだま。腐れ玉? ……これはひどい。
でも、漢字ではこう書く。
「草連玉」。
これならかわいいし、花のイメージにもぴったり。
この花が、もし、カタカナ表記しかされてなかったら?
ふつー、草連玉、とはその表記から連想できないと思うんだけど。

いやしくも「フィールド・ガイド」とついているわけで、当然このシリーズは、ハイキングなどに持ち歩く事を想定されているわけだ。
だから、分布情報とかだけじゃなく、見分け方とか、そういうのも書いてあったり、ともかく、野歩き山歩きをしていてみつけたものの正体を、追求するのにはすごく便利。
もちろん、そのかわりとして、専門的な図鑑ほど、詳細な学術的情報は載っていないけど、ふつう、そういう学問でもしてない限り、そこまでの情報はいらないもんね。



著者: 高野 伸二
タイトル: フィールドガイド日本の野鳥


著者: 菅原 久夫
タイトル: 日本の野草〈春〉


著者: 菅原 久夫
タイトル: 日本の野草〈夏〉


著者: 菅原 久夫
タイトル: 日本の野草〈秋〉


著者: 菅原 久夫
タイトル: 色別 野の花図鑑