『恐竜大図鑑』 | 手当たり次第の本棚

『恐竜大図鑑』

恐竜が好き。子供の頃から、恐竜が好き!
ティラノサウルスだとかアロサウルスだとかステゴザウルスとかイクチオサウルスだとかトリケラトプスとかプテラノドンが、もう、大好き!
で、恐竜の本なども、見るとつい買ってしまったりする事が多いのだけれども、いい恐竜図鑑というのは、あまりない。
あっても、子供向けのものだったりとかね。

でもやはり、探すべきところはあるもので、時々、恐竜の発掘などの記事を載せるナショナルジオグラフィックの本の中にありました、『恐竜図鑑』。
これが、実にすぐれものなのだ!
何かって、かなーり最新の情報に基づいているとかそういうのは当たり前として、人間と恐竜の大きさが対比図であらわされているのです。
わかりやすいぞー。
やっぱり、「人間が前に立つとだいたいこのくらい」っていう図があると、
「高さは何メートルあります」
「体長は(全長は)何メートルです」
って書いてあるだけより、一目でわかります。それに、普通は、体長しか書いてなくて、これって、体高とは別ものなんだよね。特に、最近の研究では、むかーしみたく、ゴジラみたいに後足で直立してるんじゃなくて、頭とシッポがほとんど水平って感じになってるでしょう。体長12メートルだとして、頭の高さが地上12メートルのところにあるとは言えないわけです、決して。

全ページ、カラーというのもいい。
恐竜なんで、化石以外は写真がないから、想像図はもちろんイラストですが、これもきれいでなかなかリアルだし。
どの恐竜がどこで化石が発見されてるとか、そういう情報も勿論網羅されているので、見やすい使いやすい。

恐竜好きには絶対お勧めだね( ‥)/

『恐竜大図鑑』(ポール・バレット著、ラウル・マーチン画、ケビン・パディアン監修、日経ナショナル ジオグラフィック社刊)