ayumi「はじめましてのことのははじまり」 | ことのは手帖 ~ 絵本liveユニット ことのは ~

ことのは手帖 ~ 絵本liveユニット ことのは ~

「ことば」は、いきもの。
声に出して初めて「ことば」の力を感じる絵本。
「絵本」はライブ。
「絵本」はエンターテインメント!
広島で絵本ライブを中心に活動する(予定)お母さんユニットの活動記録。
そして、子供と一緒に楽しむ絵本&大人が楽しむ絵本探究日記。

すごい、早口言葉みたいなタイトルですが(‐^▽^‐)

はじめましての「ことのは」。

「ことのは」、「言葉」です。


これから、絵本ライブ(?!)や、絵本をテーマに茶話会(♪)をやってみよう!と思っているお母さんユニットでございます。


大人になると、絵本に触れる機会というのは、そんなにありません。

子育てをするようになって、絵本をたくさん読むようになりましたが。

なんとなく、読み聞かせ万歳!読み聞かせ最高!

みたいな風潮に「??」が。

そもそも「読み聞かせ」ってなんだ?

「聞かせ」ってなんだよ?

上から目線??

おかしくないかい?

教育的な匂いがするよねえ…。

なんて常々思っていまして。

絵本って「聞かせ」るものなの?


知育の道具でもない。

さりとて、玩具…。

…ではない。

うーん、なんなんだろう…。

もっと、子供と一緒に楽しむものなんじゃないの?

絵本って、黙読しただけでは全然楽しくない。

…と思う。

声に出して読んでこそ、言葉の持つ力を感じ取れる不思議なもの。

声に出して読めば読むほど、深まっていくもの。

さらにいえば、お母さんが、女優になって読んじゃったりして楽しむもの?

お母さんが楽しくなきゃ、子供だって楽しくない!


ことばは生き物だから、読むたびごとがまさにライブ!

ザッツ・エンターテインメント!


…そんなことを、もやもやと考えていたのであります。


さらに、こんな絵本に出会ったことが、私の絵本に対する価値観をガッツーンと変えました。

しらない ひと (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション)/講談社
¥1,680
Amazon.co.jp
平和に暮らしていた国に、ある日突然、巨大な足を持つ「しらないひと」が現れる。
使節を送ってもナシのつぶて。
見張りを立て、軍隊で攻撃。
しかし、なにもおこらない。
業を煮やした大臣や王様や軍隊は、ついに最終兵器を使用。
すると「しらないひと」は突然泣き出した…。
ないて、ないて…。
涙の海。
巨大な「しらないひと」と目が合った王様は、つい、ぽろりと「ようこそ、わがくにへ」。
その一言で、心配事はみんな流されていって…。

複雑怪奇な現実世界も、こんな風に、誰もが目線を合わせて。
そして、単純でやさしい一言で、すくわれる世界であったらなあ、と思わずにいられない。
シンプルだけれど、とても深く心に沁みいる絵本。
絵本って、かわいらしい絵柄と短い言葉で、こんなにも深いメッセージを伝えられるものなのか!
と、心ふるえるような感動を覚えた絵本。
(実はこれ、子供が図書館でなーんにも考えずに「これ借りる~♪」と引っ張り出してきた絵本。偶然とは必然)
これを読んで「子供の為じゃない、いつか、大人のための絵本読みをやってみたい!」と、妻やお母さんをやりながら(24時間365日・無給の仕事だよ)、漠然と思っていたわけですが。
2年ほど前、 とある場所で知り合った私たち。
お互い、既存の「絵本読み聞かせ」に対するモヤモヤが似ておりまして。
これまたひょんなことから「よし、大人のための絵本読み・「読み聞かせ」とか「読み語り」なんて堅苦しいものでなく、ライブでエンターテインメントな絵本会をやろう!」とタッグを組むことに相成りました。

二人とも、ライブでエンターテインメントな絵本会を目指しつつ。


最終目標(まだヒミツ)に向けて、亀の歩みでも、着実に一歩ずつ進んでいきたいと思っております♪