和歌の恋歌 | ことこと愛する日々@真姿で生きる幸せ

ことこと愛する日々@真姿で生きる幸せ

真姿パワーで幸せに生きる応援ナビゲーターよしだあゆみが綴る
ことことカフェでの愛の奇跡(軌跡)エッセイ

ホームページ:http://kotokoto-masugata.com/
メールアドレス:kotokotocafeayumi@mail.goo.ne.jp

前の記事 でアップしました、かなの和歌Wハート


素敵な恋歌なので、歌の意味もご紹介します。

筆「中務集(なかつかさしゅう)」
=平安時代の三十六歌仙の一人 中務(なかつかさ)の家集 より。

     ことこと愛する日々-DVC00259.jpg

 「きみがてに まかするあきのかぜ なれば
 なびかぬくさは あらじとぞおもふ」


【大意】

 (北の宮が天皇に奉った扇子に書いた歌。)


 君の手におまかせして
 この扇で吹き寄せる秋風なのですから、
 その風に靡(なび)かない草などないと思われます。

     ことこと愛する日々-DVC00262.jpg



筆「本阿弥切(ほんあみぎれ)」
=古今和歌集を書写した巻子本 より。

     ことこと愛する日々-DVC00300.jpg

 「こひわびて うちぬるなかに ゆきかよふ
 ゆめのたゞぢは うつゝならなむ」


【大意】

 (寛平の御時に后の宮主催の歌合の歌   藤原敏行朝臣)


 恋い慕い悩んで寝ているあいだに、
 行っては帰る、夢の中の
 あのまっすぐな道は、現実のものであってほしい。

     ことこと愛する日々-DVC00279.jpg


筆かなを書いていると、
その和歌を詠んだ方のお氣持ちが伝わってくるので、
とても切なくなります泣く

恋の歌は、いつの時代の歌も心を揺さぶりますね。。。

またハートに響く和歌がありましたら、ご紹介しますキラキラ


筆書のオリジナル作品はコチラです→→★★