今月は全然休みが取れなかったので、
仕事の合間に強引に映画を見に行きました。
中東のレバノンのスラム街で暮らす人々の厳しい暮らしと、
その過酷な現状を子供たちの視点から描いた話題作
『存在のない子供たち』
昨年の第71回カンヌ国際映画祭で、
コンペティション部門審査員賞と
エキュメニカル審査員賞をW受賞し、
アメリカ、アカデミー賞と
ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞に
ノミネートされてます。
出演者は登場人物と似た境遇の素人たち。
ストーリーも、監督が現地で集めた実話がベースです。
なので超リアル。
ネットでレバノンの歴史を調べると
内線やイスラエルとの紛争で、未だに国家は混迷中。
この映画、正直、エンタメ性とかほとんどないです。
途中、眠くなります。
見ている最中、どんどん暗く、重い気分になります。
ただ、当たり前の日常の有り難さが身に染みます。
同時に恵まれた日本人であることの
可能性の大きさを感じます。
環境や宿命に文句を言ってる場合では無い。
恵まれた環境と可能性に挑戦しまくらなければ!
ラストシーン、主人公が初めて笑顔を見せるのですが
それがこの映画の救いです。