先週末は久しぶりに家族サービスとして、カーフェリーで別府まで行き、
車でハウステンボスまで向かいました。
船旅もハウステンボスも約20年ぶりだったのですが、
どちらも愛犬OKのプランがあって、便利になりましたね。
カーフェリーの方は、雑魚寝の大部屋は廃止され
全室個室で、レストランもビュッフェ形式で大満足。
展望風呂もキレイになって、全体的に豪華仕様に進化していました。
ハウステンボスの方は、運営会社が変わったこともあり、
もう全く別物と言って良いほど、施設が充実していました。
しかも、
ディズニーランドやUSJに比べると、空いてる!
ハウステンボス、お奨めです。
ところで、
カーフェリー内ではいろんなイベントが用意されていたのですが
その中に、似顔絵を描いてくれるイベントがありました。
子供たちは大喜びだったのですが、その似顔絵を描いていた絵描きの
お兄さんが、非常に印象的でしたのでお伝えします。
僕も芸術系の学校を出ているのでわかるのですが、
絵を描くことで食べて行くことは、決して簡単なことではありません。
絵が上手い人はいくらでもいるし、
仕事は減る一方だし、
ギャラもどんどん安くなってるし・・・・・
そんな中、この絵描きのお兄さんは、最初は副業として似顔絵を
始めたそうなのですが、ある時期から
・肩書き
・キャッチフレーズ
・屋号
を決めて、SNSやオフィシャルサイトで宣伝を始めたそうです。
名刺も凝ったものを作ってました。
(もしかして、僕の本を読んだのでしょうか・・・)
すると、それまで個人相手に細々と営んでいた絵描きの仕事が
企業から依頼が入り始めたそうです。
ちゃんと自分をプロデュースすることで、
企業が依頼する理由を作り出すことに繋がったんですね。
それからは絵描きで食べて行く自信が付き、独立したそうです。
儲かりにくい仕事で食べていく方法・・・・・
それはプロフェッショナルであるという証明を自ら告知し、
企業が依頼してくれる理由を提示すること。
それをこのお兄さんは体現した訳ですが
実はそれ以上に、このお兄さんの独立開業を成功させている
理由を見つけました。
このお兄さん
絵の上手さを褒められるより、
絵を描くことで、子供たちや、その家族が笑顔になることの方が
ずっと嬉しいと言ってました。
きっとその想いや姿勢に、みんな共感して集まって来るのだと思います。
やり方は大切です。
知ってるだけでは、どんな知識も価値を生むことはありませんが
知っているやり方を実践する人は、どんどん前進していきます。
でも、その前進が止まること無く通づけるためには
在り方、考え方の存在と、それに共鳴してくれる周囲の共感者が
絶対に必要です。
自分だけ良くなるなんて有り得ない。
誰かの為に・・・・・
皆さんは、誰の為に、何を提供出来るでしょうか?
追伸
今回の似顔絵屋さんのお兄さんが成功した理由が、もう一つあります。
それは奥さんの存在です。
彼が絵描きで独立を決めた時も、即答でOKし、今もマネージャーとして
彼を支えてます。
最大の協力者、共感者は、身近にいるものですね。
※旅行の写真は、少しだけですがfacebookに上げてます。
https://www.facebook.com/kotodama.m
中野貴史 拝