京都市南区のK様よりエクスプローラー Ref.14270の腕時計修理をお預かりしました。
時計が全く動かなくなってしまった事と手巻きが重たいとの事で分解掃除のご依頼です。

このお預かりした時計の文字盤は、夜光塗料にトリチウムが使われていて、「ブラックアウト」と呼ばれる貴重なものだそうです。
この白いラインが無いインデックスの文字盤は、ロレックスの中でも製造本数が少ないとてもレアなもので、取引価格も跳ね上がっているようで、万が一文字盤に事故がおこってもいけませんので、分解掃除中は厳重に箱の中で保管しました。
この白いラインが無いインデックスの文字盤は、ロレックスの中でも製造本数が少ないとてもレアなもので、取引価格も跳ね上がっているようで、万が一文字盤に事故がおこってもいけませんので、分解掃除中は厳重に箱の中で保管しました。

キカイはCal.3000のクロノメーター認定を受けた27石のノンデイトです。

分解していくと、一番受けの軸が減りこんで、中間丸穴車が軸の中心からずれてしまっています。手巻きが重たくなるのはこの部分の減りが原因である事が多く、油切れの状態で手巻きをし続けるとどんどん重たくなって、しまいには軸や中間丸穴車が折れてしまいます。この場合は一番受けの交換が必要ですがとても高額になる為、お客様と相談した結果、今回は交換せずにこのまま様子をみていただく事になりました。
調子が悪くなってから分解掃除をすると言う方も多いと思いますが、部品が減ってしまう前の早目のオーバーホールが理想的です。
調子が悪くなってから分解掃除をすると言う方も多いと思いますが、部品が減ってしまう前の早目のオーバーホールが理想的です。

さらに分解していくと、リューズを引いた時に秒針を止める(ハック機能)部品が折れていました。この部品が折れるとほとんどの場合で時計が動かなくなってしまいます。今回も折れた部品が中でつまってしまい、全く動かない状態でした。


分解、組立、注油、折れてしまった秒キセイレバーとゼンマイを交換して調子よく動いてくれました。
バンドとケースも専用のサビ取り液と洗浄液とで、3回にわけて超音波洗浄し、ケースの手磨き、パッキン交換、防水テストをして様子をみてからケーシングしました。
今回の日差精度は、腕につけた状態で+1秒前後、文字盤上の平置きで+3秒前後で仕上げております。時計の使い方や置き方(姿勢差)によっても日差誤差が変化いたしますので、日差変更のご希望がございましたらお気軽にお申し付けください。
バンドとケースも専用のサビ取り液と洗浄液とで、3回にわけて超音波洗浄し、ケースの手磨き、パッキン交換、防水テストをして様子をみてからケーシングしました。
今回の日差精度は、腕につけた状態で+1秒前後、文字盤上の平置きで+3秒前後で仕上げております。時計の使い方や置き方(姿勢差)によっても日差誤差が変化いたしますので、日差変更のご希望がございましたらお気軽にお申し付けください。


























