京都市南区のK様よりエクスプローラー Ref.14270の腕時計修理をお預かりしました。
時計が全く動かなくなってしまった事と手巻きが重たいとの事で分解掃除のご依頼です。


イメージ 1

このお預かりした時計の文字盤は、夜光塗料にトリチウムが使われていて、「ブラックアウト」と呼ばれる貴重なものだそうです。
この白いラインが無いインデックスの文字盤は、ロレックスの中でも製造本数が少ないとてもレアなもので、取引価格も跳ね上がっているようで、万が一文字盤に事故がおこってもいけませんので、分解掃除中は厳重に箱の中で保管しました。

イメージ 2

キカイはCal.3000のクロノメーター認定を受けた27石のノンデイトです。

イメージ 3

分解していくと、一番受けの軸が減りこんで、中間丸穴車が軸の中心からずれてしまっています。手巻きが重たくなるのはこの部分の減りが原因である事が多く、油切れの状態で手巻きをし続けるとどんどん重たくなって、しまいには軸や中間丸穴車が折れてしまいます。この場合は一番受けの交換が必要ですがとても高額になる為、お客様と相談した結果、今回は交換せずにこのまま様子をみていただく事になりました。
調子が悪くなってから分解掃除をすると言う方も多いと思いますが、部品が減ってしまう前の早目のオーバーホールが理想的です。

イメージ 4

さらに分解していくと、リューズを引いた時に秒針を止める(ハック機能)部品が折れていました。この部品が折れるとほとんどの場合で時計が動かなくなってしまいます。今回も折れた部品が中でつまってしまい、全く動かない状態でした。

イメージ 5

イメージ 6

分解、組立、注油、折れてしまった秒キセイレバーとゼンマイを交換して調子よく動いてくれました。
バンドとケースも専用のサビ取り液と洗浄液とで、3回にわけて超音波洗浄し、ケースの手磨き、パッキン交換、防水テストをして様子をみてからケーシングしました。
今回の日差精度は、腕につけた状態で+1秒前後、文字盤上の平置きで+3秒前後で仕上げております。時計の使い方や置き方(姿勢差)によっても日差誤差が変化いたしますので、日差変更のご希望がございましたらお気軽にお申し付けください。

イメージ 7






左京区のM様よりオメガ(OMEGA)スピードマスターの腕時計修理をお預かりしました。
かなり前に分解掃除されて時計は動くものの、時間が遅れていくとの事と、水入りの為プッシュボタンを押すと戻らない状態で分解掃除のご依頼です。

イメージ 1

ムーブメントは、ETA2890ベースのクロノグラフ機構を合体させた(二階建て)Ω1141です。分針の付くカナ車を外したところ、赤サビがびっしり付着していて、湿気による全体的な油切れで調子が悪いようでした。

イメージ 2

リューズの防水がきいておらず、巻き芯が茶色く錆びています。リューズパッキンの交換が必要です。
一番受け周りも劣化した油で黒く汚れています。

イメージ 3

全分解後に汚れた部品を一つ一つハケ洗いと洗浄機で回し、エピラム処理、注油、組立です。

イメージ 4

風防磨き、ケースとバンドもサビ取り液で超音波洗浄して、防水不良のプッシュボタンパッキン、リューズパッキンを交換して防水テスト、様子をみてケーシングしてからしっかり動くか点検です。

イメージ 5


南区のY様よりオメガ(OMEGA)スピードマスタートリプルカレンダーの腕時計修理をお預かりしました。
時計は動くのですが時針が外れて時間がわからず、水入りの為プッシュボタンも押せない状態で分解掃除のご依頼です。

イメージ 5


搭載ムーブメントはΩ1151の自動巻きで、スイス製クロノグラフムーブメントの中でも最も普及している信頼性の高い機械です。

イメージ 1


プッシュボタンを外した所、水入りにより錆びが発生し、固まってボタンが押せないようでした。
この時計は日常生活防水の3気圧ですが、リューズやプッシュボタンに水が付着した状態でリューズ、プッシュボタン操作をすると水が内部にしみ込んでしまいますので、手洗いの時や雨の日などの水分を出来る限り時計につけない様にする意識が必要のようです。
もしも時計内部に曇りや水の浸入を発見したらすぐに分解掃除をしないと何日かで機械が錆び込んでしまいます。

イメージ 2



イメージ 3

イメージ 4

湿気の混入により、針の曇りがみられるものの、プッシュボタンの錆びもキレイに洗浄でき、分解、組立、注油、バンドとケースの洗浄、パッキン交換、防水テストをして様子をみてからケーシングしました。


 
伏見区のT様よりオメガ(OMEGA)スピードマスターレジェンドの6000本限定モデルの分解掃除をお預かりしました。
この時計は10年間大事に使われていたそうで、風防にもキズが見えないぐらいきれいな状態で、修理の際や保存にもかなり慎重になりました。
 
イメージ 1
 
搭載ムーブメントは最高級と称されるフレデリックピゲ製クロノグラフベースのCal.3301です。
 
イメージ 2
 
クロノグラフ機構は垂直クラッチとコラムホイール方式で、ネジや部品の一つ一つが小さく繊細な動きで、さすがに技術的最高ランクの位置付けにある素晴らしい機械です。
 
イメージ 3
 
 
イメージ 4
 
分解、組立、注油、バンドとケースの洗浄、パッキン交換、防水テストをして完了です。
 
下京区のⅠ様よりオメガ(OMEGA)スピードマスターシューマッハモデルの腕時計修理をお預かりしました。
この時計はずっと使われていなくて、たまに手で巻いて動かされていたそうですが全く動かなくなり分解掃除のご依頼です。外装はとてもきれいな状態です。
 
イメージ 1
 
ムーブメントは、ETA2890ベースのクロノグラフ機構を合体させた(二階建て)Ω1141で、クロノグラフ部分は複雑です。
 
イメージ 2
 
分針の付くカナ車を外したところ、赤サビが付着していました。
湿気によりオイルを酸化させサビを誘発するようで、止まりの原因の多くはこの部分の油切れのようです。
 
イメージ 3
 
分解、組立、注油、減ってしまった3番車と秒クロノグラフ車を交換しました。
 
イメージ 4
 
風防も磨き、バンドとケースの超音波洗浄、パッキン交換、防水テストをして様子をみてからケーシングしました。
 
イメージ 5
 
 
 
奈良市のO様よりインターナショナル自動巻きの腕時計修理をお預かりしました。
時計は動くものの、かなりの遅れと時計内部がガチャガチャと音がするとの事で分解掃除修理のご依頼です。
 
イメージ 1
 
ムーブメントは、 IWC独自の自動巻機構であるペラトン式のCal.852で、1950年代製造の5、5振動です。
ローター真の部品の減りによりガチャガチャと音がする状態でしたので、ローター真とローターハートカムの交換をしました。
 
イメージ 2
 
分解していくと部品一つ一つの重厚感があり、部品のおさまり具合などきっちり計算されていて、改めてIWCのすごさを感じました。
自動巻きユニットや歯車も全部分解し、洗浄、組立注油、ローター真、ハートカム交換をして調子よく動いてくれました。
 
イメージ 3
イメージ 1
ムーブメントはETA976.001で、強くリューズを引かれたのか、オシドリが折れ曲がっていた為に巻き真が収まらない状態でした。分解掃除とオシドリ修正をして調子よく動いてくれました。
イメージ 1
シャネル(CHANEL) プルミエールの時計修理をお得意様のM様よりお預かりしました。
リューズが抜けてしまい、全く針合わせもできなくて巻き真も収まらない状態ですので、分解掃除でのお預かりです。
イメージ 1
ムーブメントは、1983年デビューの世界初アナログクォーツクロノムーブメント7A48キャリバーの月齢表示付です。
クロノグラフは100分の5秒計測が可能で、4つのステータやコイルで構成されています。油切れにより動かない状態で、分解、組立、注油、固まったボタンも3つ取り外し洗浄パッキン交換、防水テストしました。最後に時間、月齢も合わして完了です。
イメージ 1
セイコー ムーンフェイズカレンダークロノグラフの時計修理を右京区のT様よりお預かりしました。
クロノスタートボタンも固まって押せない状態で、電池残量があるのに時計が動かないとの事で分解掃除修理のお預かりです。