寿司屋の元掃除係

寿司屋の元掃除係

米国寿司屋の掃除アルバイト入社から退職までの日記。

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そうじです。

 

先日レイオフになったお寿司屋さんですが、内心ほっとしています。

なぜかと言うと僕が決定的にそのお寿司屋さんと合わなかったからです。

大きな職場であれば掃除の仕事だから黙々と仕事をすればとも思いますが、

小さなお店さんではそうもいきません。

 

少しでも「違う」と思われてしまっては長くいられません。

僕が唯一その職場で普通に話すことのできたケントも僕と同じく大将に「違う」と思われ塩対応をされていました。

そして唯一普通に話すことのできる板前のケントが退職した頃から僕もこの職場では長く働くことができないなと思っていたのです。

 

ある日、僕がオフィスを掃除していると大将がパソコン仕事をしていました。

そこにケントが入ってきて「玉子ができました。確認お願いします」と伝えました。

ところが大将は返事もせず見にいくこともなく座ったままでした。

実はその日の朝、大将と女将さんがケントに任せた玉子が必要時間に間に合わなかったと愚痴っていました。

それなのに大将はケントを無視しているのです。

 

ケントは腕の良い料理人でしたが大将と決定的に合わなかったのです。

大将と女将さんは他の従業員が出勤する前に毎日彼の文句を言っていました。

そしてオーナーが来た日に彼をクビにしたいと話しているのが聞こえてきました。

そしてその2週間後、ケントはクビになる前に自主退職をしました。

 

ケントが辞める前はケントが異分子として集中的に注意をされていましたがケントがいなくなった後は僕だけが異分子でした。

ケントは最終日に親方は俺に一言もしゃべってくれないとひそひそと教えてくれました。

それを聞いた僕は、ああ、僕も同じ状況だと思ったい、彼の退職以降、僕の退職日も近いなと思ったのです。