2回目の記事を書かせていただきます。
今回はどちらかといえば新規ランナーさん向けに有益な情報はないかと思い書いてみました。

先日、「Run Girls, Run!の3人4脚自由形」の配信が最終回を迎え、らんが放送部も終了となりました。(放送部の最後を聴く限り、1月1日に何かありそうではありますが)

定期的にランガちゃんの配信が行われていた事で、ライブやイベントで直接会う機会がないコロナ禍の中にあっても楽しく過ごす事が出来ていたので、一旦供給が無くなってしまうのは寂しさがありますね。

特に「らんが放送部」は一人語りと二人語り(と言いつつも他のメンバーもちょくちょく会話に混ざって来ていましたがw)のラジオ配信が行われていて、かつての「Run Girls, Run!のオールナイトニッポンi」を思い出させる部分もありました。

そう、実はランガちゃんの一人語りラジオは以前も存在していたのです。

2017年10月、「Wake Up, Girls!新章」の放送開始に合わせてニッポン放送にてWebラジオとして「Wake Up, Girls!とRun Girls, Run!のオールナイトニッポンi」の配信がスタートしました。

当初はWUGちゃんとランガちゃんの計10人の一人語りラジオでしたが、WUGちゃんの解散発表により2019年1月からは「Run Girls, Run!のオールナイトニッポンi」としてリニューアルし、2019年8月まで配信されました。

一人語りラジオならではの、視聴者(ランナー)からのメールを読む事がメインの構成で、メンバーのパーソナルな部分も色々と知る事が出来る内容でした。

ちなみに厚木那奈美さんが父親にDSを叩き割られたエピソードや、幼少期にスーパーで買い物カートで暴走していたエピソードなども、ここが初出でした。

基本は30分程度ですが、回によっては90分を超える回もありました。30分でもひたすら話し続けているのでかなりボリュームがあります。

番組は配信終了後もしばらくはアーカイブ視聴が出来ましたが、「オールナイトニッポンi」自体がポッドキャスト形態へ移行した事で、現在はWeb上で視聴する事は出来なくなっています。

番組は前半部分のみですが、パッケージ化されていますので、こちらのCD(データ形式で収録)を購入する事で視聴可能です。

総収録時間は29時間半!
後半部分のパッケージ化の為にも(笑)、新規ランナーさんは是非購入して聴いてみてください。

ちなみに2枚組となっており、1枚は吉岡茉祐さんをゲストに迎えた公開収録の模様を収録したものとなっています。

後半部分のパッケージ化はもちろんですが、また番組復活してくれないかなーとも思っています。
タイトル:まだ夢の途中


なにかの際に、今もふと考えてしまう。

ーあの時、駆け出した私たちの夢はどこまで来れたのだろうかー

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暑かった夏が過ぎ去り、秋へと移り変わり始めた9月のある日。私は駅の2階に直結した高架部分を足早に歩いていた。



駅ビルに入ると、待ち合わせ場所として定番のステンドグラス前に立っていたポニーテールの少女が気づいて声を掛けてくる。



「あっちゃん!久しぶり!」

「はやまるも元気そうで安心した」

私も頷きつつ答える。
例年であれば夏休み明け、新学期初日の学校での挨拶を思わせるやり取りであるが、今年はコロナウィルスの影響もあり、年明け早々から自宅学習がメインとなり、実際に会う機会はかなり少なくなっていた。

「もっちーは?まだ来てないのかな?」

はやまるの疑問に、スマホの画面を見せながら答える。

「2度寝したら寝坊したってさっきメールが来てた」

「高2になっても全然変わらないなぁ」

苦笑するはやまる。
今日は事務所で打ち合わせがあるので、駅前で集合して3人で向かう約束をしていたのだが、余裕を持って早めに集合時間を設定しておいて正解だった。

しばらくお互いの近況などを話していると、ツインテールの少女が息を切らして駆け寄ってきた。

「はやまる、あっちゃん、お待たせー!」

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事務所での打ち合わせの帰り道、私たちはふと思い立ってアーケード街の一角のビルの前に来ていた。地元でも有名な百貨店の向かいにある複合ビルの7階部分にはライブハウスが入っている。



「本当なら私たち、先月ここでライブするはずだったんだよね・・・」

ビルの入口に掲示されているテナント一覧のパネルを見つめながら、もっちーが呟いた。

コロナの影響で未だイベント自粛が続いており、予定していたライブは中止となってしまっていた。

「今年は七夕まつりも中止になっちゃったもんね・・・」

はやまるも寂しそうに頷きながらため息まじりに続ける。

「あぁー、ライブしたいなぁ」

「もう一箇所、寄って行かない?」

私は気落ちする背中に声を掛けると、怪訝そうな表情を返す2人の返事を待たずに歩き始めた。

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大通りの信号を渡った先の公園、階段を登ると野外音楽堂が見えてきた。


「懐かしいね」
「考えてみたら、ここが始まりだったんだよね」

はやまるともっちーがそれぞれステージを見つめながら感慨深く呟いた。

3年前、先輩たちの始まりの場所でもあるこのステージで「踊ってみた動画」を撮影したのが全ての始まりだった。

その時にはまさか、自分たちがアイドルとして同じステージに立つようになるなんて夢にも思っていなかった。私なんて、当時は別のアイドルグループのファンだったし・・・

「せっかくだから、ちょっと踊ってみない?」

もっちーがおもむろにそんな事を言い出す。まるで心の中を見透かされたようで驚いた顔を向けると、はやまるも同じような表情をしていた。さすがリーダー。どうやらお見通しらしい。

私たちはステージに上がると、スマホの再生ボタンをタップした。スピーカーから流れてきたのは私たちの初めての曲、始まりの曲。


ーまだまだゴールは見えない道の途中だけれど、私たちは、これからも走り続けて行くんだ。だって、その為に生まれてきたんだからー

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ステージ上で踊っている途中、急にスマホから流れていた曲が止まり、代わりに呼び出し音が鳴り響いた。

スマホを拾い上げて表示を確認するとマネージャーさんからだった。

「はい、もしもし」

電話に出た私の耳に飛び込んで来たのは思いがけない知らせだった。

「え、オンラインライブの開催が決定した!?」

はやまるともっちーにも聞こえるようにスピーカーに切り替える。

「オンラインって・・・配信でライブが出来るって事ですか!?」

「ドッキリとかじゃないですよね?」

2人が興奮して質問を投げかける。
どうやら夢でもドッキリでもないらしい。

「「「やったー!!!ライブだー!!!」」」

思わず3人で叫んでいた。
まだまだ止まってなんかいられない!
私たちは走り続けるんだ。


続く(ここから先は皆さんの心の中に)


【あとがき】
とある都市でアイドル活動をしている3人の女の子達をモデルに書いてみましたが・・・バレバレですね(笑)

書き始めたタイミングで、3周年ライブの中止が発表されたので、その辺りも盛り込んで一旦は書き終えたのですが、その後でオンラインライブの開催が発表されたので、エピローグ部分を追記しました。

これ、実は9月の時点でラジスキャットの「脳内お花畑に咲く花、その名前を知りたいだけ」宛に送ってたものだったのですが、せっかくなのでここで公開してみました。

2次元の彼女達も今も走り続けているはずだと思ってこの話を書いてみましたが、いかがでしょうか?