貴方への思慕は切っても生えてきて私をトカゲでいさせてくれる
#GTG・自然
思慕をしっぽと読まそうとした、
無理やりダジャレ短歌です、ハイ。
貴方への思慕は切っても生えてきて私をトカゲでいさせてくれる
#GTG・自然
思慕をしっぽと読まそうとした、
無理やりダジャレ短歌です、ハイ。
昨日今日(あ、もう昨日だ)と2日間、久々の短歌漬^^
またまた、沙羅さんのブログ で開催されていた歌会にお邪魔してました♪
-参加・6首-
(楽または苦の題詠み)
君からの依頼メールの文末が「夜露死苦」なので断り切れない
喜びを一口つまみ喰いされて残ったものは苦しみでした
サメロって書けば書くほど苦しみが増えるばかりで覚めてくれない
楽しいね、楽しかったねから咲いた君の笑顔は万病に効く
カレーには楽々言える大好きが彼の前では辛口になる
(めずらしく折句にも挑戦・冬支度)
ふ 風景を
ゆ 夕暮れにした
し シスターに
た 足りないものは
く 口づけでした
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◆よくわからない解説(・ω・)◆
2首め3首めは、
喜 - 一口 = 苦
サメロ = 苦
(サナロっぽいけど、そこはサメロでよろ。)
かな?と思った漢字あそびです。
4首目は“楽しい”が植物的に育ったら草冠がついて“薬”になるだろう的な発想で^^
やっぱりお歌は楽しいね~♪
グルっぽの『自然』もギリギリまで考えますよ^^
一.(四元康祐)
はるばる半球を越えて運んできたのだ
一語たりとも零さぬようにむっつりと口を噤んで
我が内なる日本語よ、ここからは
君らが僕を運ぶ番だ
不死を仰ぐあの四つの島影にむかって
二.(田原)
二十五階の窓から遠く見ても、遥か大昔の
巨大な墓のように島国に隆起するあの山は
言語を越えて、その美しい魂は私の体内にも潜む
三.(大岡亜紀)
神霊の鎮まる場から光を打ちつれて
粒立つ結晶はたちのぼる
中空にあそぶ頌歌をむんずとつかみ
スクリーンで破裂させるため
ひとびとの畏れる頭 をすっくと上げさせるため
四.(覚和歌子)
あおむくわたしの顎を引き寄せて
正気づかせたのは 人差し指
あなたの頬には ほら 今朝できたばかりの青春豆
五.(野村喜和夫)
毛孔部の炎症による丘疹膿疱のうち
青少年のとくに顔面に発生する尋常性痤瘡をいふなり
まれに密林に転生し長い身を得てニシキヘビとなり
植物化し茎を伸ばしてトウキビとなるは
たんに言葉の上の戯れにあらず
・
・
・
こんな風に、続いてゆきます。
全40編。
4番目、覚和歌子さんの詩の『青春豆』は中国語で『ニキビ』のことらしいです。
今回の参加者である田原さんが中国の方で、そんなところからもインスピレーションを受けたようです^^
“青春豆”って面白いですよね♪
中国語の表記って楽しい。
『ガンバレ』が『加油』だったり。
5番目の野村さんは、もう『ニキビ』から離れられなくなってしまったようで( ´艸`)
詳しいニキビの解説になってます(笑)
ニキビ→ニシキヘビ→トウキビ
って言葉あそびも面白い^^
中盤の詩は神話とか古事記に関連したものまで出てきて、
つくづく深いなぁ~と思いました。
なんでこんなに知識が豊富なんですかね?
本を読む?
いやいや、私は眠たくなってしまう。
この様なハイソな会に足繁く通おう。また、来年も。
注:この場合のハイソはハイソックスの略ではない。
おわり
ご報告が1週間遅れてしまいましたが^^
先週、『しずおか連詩の会』に行ってきました。
昨年はほむほむ目当てであった会でしたが、
予想以上に面白くって、ほむほむ不在の今年も行ってきましたよ~
注:ほむほむとは穂村弘さんのことです。
昨年につづいて、
体調不良の大岡信さんにかわって野村喜和夫さんがサバキ手となり
四元康祐さん、田原さん、大岡亜紀さん、覚和歌子さんという5名のメンバー。
この連詩の会の醍醐味は、
なんといっても制作エピソードが聞けるところでしょう。
“「不死を仰ぐ島影」の巻”と名付けられた2010年の連詩の会、
和気あいあいとした雰囲気で楽しかったですよ~
知らない方の為にちょこっと。
この『連詩の会』は参加詩人さんたちがホテルの1室に集められて3日間連詩を創作する。
5行詩→3行詩→5行詩の順で。
前の詩からインスピレーションを受けて自分なりの解釈で世界観を広げてゆく。
で、4日目に3日間の集大成を我々一般人の前で朗読をしてくれる発表会がある。
その詩が出来た経緯を解説してくれつつ。
前夜祭で、静岡の川勝知事に
「静岡に来たのなら、富士山の詩をつくりたまえ(←口調は不明だけど内容はこんなかんじ?)」
と言われ、
「え~」と思いつつも、その言葉が抜けずに「不死」を詠むことになったらしいです^^
つづく