穂村弘つづき | オトナラシノクニ

オトナラシノクニ

2014、タイトル変えてみました。

新年の抱負みたいものです。
最近遠のいてしまった「音鳴らし/馴らし」といっこうに近づかない「大人らし」の願望を込めて。

「ノクニ」は「退くに」と変換できる逃げ道です。

箸休めになれば幸いです。

穂村弘:1962年5月21日生まれ・歌人

歌集・エッセーなど著書多数。


私のオススメはエッセー『現実入門』・『整形前夜』、短歌入門書『短歌という爆弾』


雑誌『ダ・ヴィンチ』で「短歌ください」連載。

また、日本経済新聞の日曜日・俳句短歌コーナーの短歌選者の1人です。

綺麗というよりも面白い歌が多いです。

日経新聞とってたら飛ばさないで是非読んで下さいね!


穂村さんの選んだ短歌は案外目にする機会は多いのですが、

穂村さん自作の短歌は歌集を読まない限りなかなか見ることができません。

なので、ここでちょっとご紹介。

中でも、わかりやすい感じのものをチョイスしてみましたが・・・

独特です。



歌集『Linemarkers』 穂村弘・著 より抜粋



はしゃいでもかまわないけどまたがった木馬の顔をみてはいけない  穂村弘


ウエディングドレス屋のショーウインドウにヘレン・ケラーの無数の指紋  穂村弘


体調のわるさに気づく冬の朝タイツを立って履けないことで  穂村弘


情報処理試験会場にぼくたちはキューピーみたいな髪型でゆく  穂村弘