気仙沼 | もう一つの言葉の開発ノート

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うすいしんすけブログ〜それでも地球は僕らを乗せて回ってる〜

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気仙沼にて
「2015年普段着のコンサート」
というイベントに。
気仙沼の遠洋漁船の方々が一年振りに帰って来て
その労いを含めたコンサート。

前の職場であるシティフィルの仲間や
仙台のオーケストラの方など
とても楽しいメンバーで演奏出来て素晴らしい一日だった。

それだけでなくその中に
人と人という自分がやってるバンドメンバーの
パーカッショニストのたけちゃん事、小川岳史
Duoでもお馴染みのギタリストのごんちゃん事、菅又健
も一緒に混ざってクラシック以外にも三人でミロンガの曲などを演奏した。

クラシックの現場と
バンドなど、それ以外の現場の仲間が
一堂に介する
個人的にはこんな幸せな機会はない。笑

そして、彼ら同士のアンサンブルもまた側から見ているだけで
なんだかとても嬉しい気分になる。

そんなバラエティに富んだメンバーなので
さすがコンサートは涙したり盛り上がったりで
大変いいコンサートだった!




マグロ漁の漁師さん達は
一年間ずっと船で生活して
一カ月休んだら
また船で世界を周るという。

打ち上げでは漁師の皆さんと色々話を聞かせてもらった。
もう、一つ一つのエピソードのスケールが大きすぎて
想像を遥かに超えた世界で生きる男達の話に釘付けだった。
皆さん本当に人としてもスケールが大きい方ばかりで
そういう人達と触れる事そのものが
とても良い人生勉強になった。

しかし
そうは言ってもそこは気仙沼。
会場の窓からも津波で更地になった場所が見えたり
皆さんもきっと色々経てここにいるのだと思った。

復興のためにとか
そういう事を考えながら演奏した訳ではない。
でも自分達が出す音の一つ一つが
この地で確実に目の前の人達に届いていたという事実を尊く思う一日でもあった。


そして夜な夜な打ち上げは続く。