音を纏う | もう一つの言葉の開発ノート

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うすいしんすけブログ〜それでも地球は僕らを乗せて回ってる〜

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西日暮里にあるHIGURE17-15casにて開催されている
石丸運人/天久高広展

レセプションパーティーとして
21日にストリップダンサーの牧瀬茜さんとギリシャギターのyoyaさんと三人で即興パフォーマンスを行なった。
しかも今回はデザイナーのクウさんのオリジナルの衣装を身に纏って。
作品に合った中世のようなイメージの素敵な衣装だった。

yoyaさんとは今年に入ってから何度か演奏しているが
やはり牧瀬さんが入るとまた一味も二味も違ったものとなって
牧瀬さんのそのエネルギーに触発されて演奏も今までとはまた全然違うものになっていった。

また石丸さん、天久さんの作品に囲まれての演奏は
もうそれだけで既に異空間で
そこにしかないある種の世界観が明確にあった一夜だったと思う。

先日もコンテンポラリーダンスとの共演をさせて頂いて
僕らは楽器というものを媒体として表現という舞台に立つけれど
セリフもなく身体一つで、いわゆる丸腰で臨む身体表現がいかに難しく奥が深いかを思い知らされたとこだった。
今回牧瀬さんはその上に衣装さえも脱ぎ捨てて、これ以上ないという丸腰状態で
それでいてパフォーマンスが成立するということはどれほど凄い事かと思う。

終演後メッセージのやり取りの中で
率直にその事を牧瀬さんに伝えた。
すると牧瀬さんから
“私はyoyaさんと薄井さんの紡ぎ出す音を纏って
その上を自由に泳いでいたのだ”
と、そんな風に返事が返って来た。

音を纏う

これこそ
裸を知る牧瀬さんにしか紡ぎ出せない
素敵な言葉だ。


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