君はいつも僕の言う事をきかない
笑ってやり過ごそうとする
その笑顔があまりにも愛らし過ぎて
僕はつい笑って許してしまう
本当に君は僕の言う事をきかない
ある日君が
泣きながら帰って来たときの事
僕はどうしていいか分からずに
君を抱きしめた
あれで良かったのだろうかと
今でも思い返して不安になる
もっと君を思いやる
良い方法がなかったのかと
今も君はまるで僕の言う事をきかない
なんで全く言う事を
きかない子に育ったのか
僕は不思議でしかたない
だって僕はいつも言いきかせてきたはずた
親の言う事をききなさいって
なのになんで君は
そんな嬉しそうに笑うのかな
またある日のこと
君は笑って出ていった
この家から
僕は
たまらなくさみしくなって
呼び戻そうとした
けれど無駄だった
君は大きく羽を広げて飛び立っていった
僕の腕から
君がいつか大人になったとき
僕はなんて言うんだろう
また何か
古めかしいお説教を
君にきかせてやるのかな
それともやっぱり
絵本がいいかい?
君は絵本が大好きだった
大人になった君は戻ってこない
僕がどんなに呼んだって戻ってこない
当たり前だ
僕もそうだったんだから
親父が僕を見送ったとき
どんな気持ちだったのかな
僕は親孝行できているかな
まだまだ半人前だけど
僕を優しく見守っておくれ
なんて甘え過ぎかな?
君が大人になって
美しく成長して
それでもまだ道に迷うとき
僕のことを思い出して欲しい
僕はいつでも味方だ
君をいつでも見守ってる
例え僕がいつか
眠りから覚めなくなったとしてもだ
君が大人になって
僕からはなれて
帰って来なくなって
たまに電話があるだけで
嬉しくなって
さみしくて
たまらなく愛しくて
どうしようもなくて
生きてることを実感した
君は元気にやってるだろうか?
たまには元気じゃなくても電話が欲しい
君の声がききたいから
君は今どこで何をしてるのかな
空を見上げて思うのは
君はいつも笑ってたってこと
それから
僕もいつもつられて笑うから
君は本当に言う事をきかない
可愛い子供に育ったよ
