本日の静岡も変わらず雲の多い1日で、
寒さが続くせいか少しは体が慣れてきたかと思います。
 
ご覧の皆様には如何お過ごしでしょうか。
 
さて、普段ヤフオクでチェックしているアイテムの
一つにお箏の掛け油単があり、先程一面分を即決で
落札出来ました。
 
何度か掛け油単については触れてますが、
関西より西ではお箏の表甲を覆う形の掛け油単が
使われ、関東以北ではお箏を丸ごと包む丸袋を使い
北陸東海では両方が使われるケースがあります。
 
福井に住んでいた頃からお箏を弾いており、
掛け油単になじみがありますが静岡に越して楽器屋
さんで見せてもらったのが丸袋でして、ちょっとした
カルチャーショックを感じました。
※掛け油単も扱うも数は少なかった覚えがあります。

掛け油単は丸袋と比べて出し入れの手間が楽な分、
裏板側が露出してますので保管に注意する
必要があって一長一短なので、私は生田箏と普段使う
ことの多い山田箏には掛け油単を使い、演奏用
の山田箏には丸袋と使い分けをしてます。

今回落札出来た掛け油単には…

当家の定紋である五三桐が染め抜きで入った
ものでして、刺繍のものもありますけどやはり染め抜きの

方が引き締まって好きです。

また、折り返しになって見えない部分には菊の花と
橘の実が染め抜かれてます。
 
近日入金手続を取り受け取るので、実際にお箏に
掛けて様子を確かめてみます。