ギリシャ王が!
今回の帝王学は、
なんとギリシャ王が仏教徒になったというお話です。
信じられない!というより知らなかった〜、ホォーっという感想です。
ギリシャ人はインドまで勢力を伸ばしていたんですね!
アレクサンドロス大王はインドまで勢力を伸ばした後にその死後多くの国に分裂した。
その一つがインド・グリーク朝の一つの王国で、その中でも最大勢力がミランダ王でした。
で、このミランダ王は仏典「ミランダ王の問い」で記録が伝えられており、仏教に帰依したとされています。
すごいと思いませんか? インドでギリシャ哲学と仏教が交わっていたのです!
この仏典は、仏僧ナーガセーナとの問答が記されているのですが、例として
●名前と存在
「車」はそれぞれの部分が依存し合った関係性の下に成立する呼称・記号・通念・名称である。
●変化と同一性
変化するものであっても、同一の基体に依拠するものとして1つに統合されている。
●輪廻と業
ある個体から別の個体へと改組・回帰が行われる以上、悪行の応報に冒されずに済むことはない。
が有名です。
今回の学びでは、文明は古来から交わっている。人の思想も交わる。
それは、どんな思想にも普遍性があり、場所や環境によってすっと受け入れられることがあるからだと思いました。