車椅子にぶら下げてあるプーさんのぬいぐるみに…
「プーさん…プーさん…プ~~さん!」と話しかけてる夫…
子供なら可愛いい光景だけれど…
何とも複雑な気持ちなる^_^;
ヒゲを剃って無い夫に…
「今日もヒゲ剃らなかったの⁇」
「だって…ヒゲ剃り無いんだもの…」
「ちゃんと自分のシェーバー持って来てるから…介護士さんにヒゲ剃り出して下さい!と言ってごらん!」
素直に介護士さんのところまで行く夫…
私は離れたところで…きちんとヒゲ剃りの事伝えられるか見守る…
介護士さんからシェーバーを渡され…ニコニコ顏で私のところへ戻って来る夫…
子供なら…上手に伝えられたね~と言葉にして褒めてあげるのに…
心の中で褒めてあげた…^_^;
私が施設を後にしようとすると…
「俺も帰る!」と…
「あなたの家はここなのよ!」
「ほらっ…ちゃんとあなたの名前が書いてあるでしょ!」
部屋のドアを指差して言い聞かせ…
「また来るから待っててね~」
何度も言い聞かせ…空きを狙い隠れるように施設を後に…
私を探して…扉の向こうに夫の姿…
手を振ってバイバイ…
いつもこの時が辛い…
私を慕っている気持ちは良く分かるが…
仕方ないの…
私のとっちゃん坊や…