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小4から始める高校受験「お母さん、一緒にがんばりましょう!」

私は12年以上にわたる個別指導塾経験から、受験に大切なことは塾に通うことではなく、早いうちから家庭での学習習慣をつけることだと痛感しました。お子さんとのコミュニケーションの取り方から、勉強法、受験情報まで、持てるノウハウの全てをお伝えします。

おはようございます。英語編は2週間ぶりになってしまいました。最近、更新が滞りがちですみません。今週から再開いたします。


前回から、疑問詞疑問文に入ったところでした。


<通常疑問文>

Are you Yuki? あなたはゆきですか?

Yes,I am. はい、そうです。

<疑問詞疑問文>

Who are you? あなたは誰ですか?

I'm yuki. 私はゆきです。


今までの疑問文は、「yes」「no」で答えられましたが、疑問詞疑問文の答えは、「yes」「no」ではありません。今週は、その構造を見てみましょう。


【1】主語以外をたずねる疑問文


How does Ken come to school?  

ケンはどうやって学校へ来るのですか。


When does Ken come to school?  

ケンはいつ学校へ来るのですか。



この疑問文は、


Does Ken come to school?

ケンは学校に来ますか。


の文頭に、


「how(どのように)」「when(いつ)」


という疑問詞がついた形になっていることがわかりますね。このように疑問詞疑問文を作るときは、


①まず通常疑問文を作る

②疑問詞を文頭につける


という2ステップでできるものが、比較的多くあります。


【2】主語をたずねる疑問文


「who(誰が)~?」

「what(何が~?」


のように主語をたずねるときは、


Ken comes to school.

ケンは学校に来ます。


の主語「Ken」の代わりにに疑問詞を持って来れば完成です。


Who comes to school?

誰が学校に来ますか。


「who」「what」は三人称扱いになるので、「comes」の「s」はそのままになります。


このように疑問詞疑問文は、たずねるものによって文の構造が変わります。中1英語の中では、かなり難しい単元の1つと言えるでしょう。


何をたずねるのか?


に注目して文を作るようにしてください。


【今週の練習問題】

疑問詞の疑問文1





おはようございます。先週は更新できず、すみませんでした。1次方程式を再開します。今週は、計算の最終回として複雑な形の方程式の解法をお伝えしたいと思います。



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1次方程式では、このタイプのものの正答率が著しく低くなります。途中式の1行目から2行目に移る際にミスをしがちです。(#はミスプリです。)そもそも何を行ったか、おわかりでしょうか?先週説明した「分母を払う」を行ったのですが、両辺に掛けた「20」がどうなったか注目してください。


①左辺⇒5で約分して「4」になる

②分母が払われて、4(x-5)になる

③( )を外す

④4x-20

⑤右辺⇒4で約分して「5」になる

⑥分母が払われて、5(x-5)になる

⑦( )を外す

⑧5x-25


という工程を経て、4x-20=5x-25という形に変形されたわけです。言葉で説明したので、とても複雑な工程に見えますが、ポイントは③⑧の、


( )を外す


ところにあります。計算を苦手とするお子さんのほとんどが、( )を外すところで符号を間違います。この問題は「20」と正の数でしたが、「-20」だったりすると②は


-4(x-5)

=-4x+20


となるのですが、これを


=-4x-20


としてしまうケースが最も多い誤答です。数学で1番最初に習った「正負の数」で、できていたはずの計算なのですが・・・


この例題を見て、おわかりのことと思いますが、方程式の問題は小学校~中学校で習った計算の決まりのすべてが問われることになります。小2の掛け算九九に始まり、中1の文字式に至るまでの計算の決まりを再チェックする必要があります。


先週、先々週は、重要な決まりを抜粋してお伝えしました。再度見直して練習を進めてください。


【今週の練習問題】

1次方程式の解き方(3)



おはようございます。小6編は速さの3回目になります。今週は、先週の問題の答え合わせから始めたいと思います。


先週の問題は、①距離を求める問題、②時間を求める問題の2パターンでした。


①距離を求める問題(距離=速さ×時間)


(1) 1分間に100mずつ歩けば、4分間でどれだけ歩くことになりますか。

(2) 分速80mで10分間に歩く道のりは何mですか。

(3) 家から学校まで毎分120mで歩くと8分かかりました。家から学校まで何mありますか。

(4) 分速120mで15分間で走る道のりは何Kmですか。

(5) 分速1.5Kmで3分間に進む道のりは何mですか。


解答:(1)400m (2)800m (3)960m (4)1.8㎞ (5)4500m


(1)~(3)までは、問題なくできたと思います。(4)はmを㎞に換算する問題、(5)は㎞をmに換算する問題でした。よく読まないと間違いやすい問題です。この単位換算は、


1000m=1㎞


という比較的感覚ができているものだったので、よく読めばできたはずです。


②時間を求める問題(時間=距離÷速さ)


(1) 800mの道のりを1分間に80mずつ歩けば、何分かかりますか。

(2) 分速65mで□分間に歩く道のりは585mです。

(3) 家から学校まで毎分75mで歩くと□分かかりました。家から学校までは1050mあります。

(4) 分速160mで□分間で走る道のりは2.4Kmです。

(5) 分速0.6Kmで□分間に進む道のりは9600mです。


解答:(1)10分 (2)9分 (3)14分 (4)15分 (5)16分


この問題も(1)~(3)までは正解できたと思います。(4)(5)は距離、速さを㎞⇒mに換算しないと間違ってしまう問題でした。時間はわり算で求めるので、距離よりも間違いやすかったのではないでしょうか?ただ、この問題も


1000m=1㎞


という単位換算に慣れているので、正答率は高い問題です。では今週の問題です。


次の□にあてはまる数を書き入れなさい。

(1) 935mの道のりを歩くのに11分かかりました。1分間には□mずつ歩きました。

(2) 分速□mで12分間に歩く道のりは900mです。

(3) 家から学校まで毎分□mで歩くと17分かかりました。家から学校までは1360mあります。

(4) 分速□mで25分間で走る道のりは4Kmです。

(5) 分速□mで15分間で走る道のりは2.7Kmです。

(6) 分速□Kmで14分間に進む道のりは8400mです。

(7) 分速□Kmで18分間に進む道のりは14400mです。


(4)~(7)は、時速も求めてください。この単位換算こそが、速さの問題を難しくしている要因です。正解と解説は次週行います。