横浜、金沢区のビュースポットを取り上げております。
今回は京浜急行線の駅名にもなっている「金沢文庫」の辺りを…。
金沢文庫は鎌倉時代、幕府の執権北条氏の支流である北条実時がこの地【武蔵国六浦庄金沢、むさしのくにむつらのしょうかねさわ】に建てた文庫(私設図書館)のこと…。当時の書籍・経文・絵画等が国宝、重要文化財などとなって展示されております。

称名寺から通ずる隧道を抜けると金沢文庫(かねさわぶんこ)の展示館があります。
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☝神奈川県立金沢文庫。
 
隧道の前には小さな社と銅像があります。
イメージ 2 ☜小さな社「・・・・」
イメージ 3                             北条実時の像☞

国宝や重文の展示物は撮影禁止…になっておりますので写真はありません。しかし、実際に見ると言うことは、トヨタの生産方式ではありませんが「現場、現物、現品」のストレートな力をここでもシッカリと実感出来ます。その展示室に入る前には菩薩の像が…白熱灯(???)に照らされて立っている…ので撮影禁止は意味無い…と一枚撮りました。
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☝弥勒菩薩立像。

因みに、観覧料は一般¥400、シニア(65才以上)¥100です。受付にシニアは年齢を証明できるものを出せと書いてある…。この顔ではダメか…?と聞いたが、ダメ…と申す。以下は免許証を出しながらの心のつぶやきで言葉にはしておりません。念の為。「良くみろ、アラコキのこの顔を…機転をきかせい…ただ飯食ってないで…。」ko_ten は何時もひと言(怒りのつぶやきが)多いようです。反省してま~す。

ところで、この辺は、昔からの由来に因んだ地名が多いようです…。やはり京浜急行線の駅名にもなっている「金沢八景」とか、「能見台」とか…。
能見堂の高台からみた風光明美な入江が続くこの地を浮世絵師、安藤広重(後の歌川広重…)が描き、そのうちの8枚を選び金沢八景…としたとか。情緒が漂う呼び名は今でもこの辺の地名に残っております。
称名晩鐘、乙舳帰帆、平潟落雁、洲崎晴嵐、野島夕照、瀬戸秋月……。8枚の浮世絵が金沢文庫へ行く隧道に焼物となって展示されております。
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☝洲崎晴嵐。
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☝野島夕照。

金沢区のビュースポットの紹介はまだ続きます…。