最近の子供たち
母 入院
5月31日に父が退院し
気持ち的にも 精神的にもほっとしたのに
6月9日(日)の朝の8時過ぎに
父からのメールがあり
「お母さんの具合が悪いから見に来て欲しい」と。
実家は目と鼻の先なんで
実家へ行ってみると 布団に横たわる母が。
すぐさま血圧 体温 血中飽和 測定するも
数値が測れない!
これはあきらかに危ないと思い救急要請。
けど、こんな状態なのに母本人も、
そして父までも頑なに救急車を呼ぶな!と。
母は私の腕を掴み離さない。
私も大声で「離してよ!」と振り切り
119番通報を。
エリア管轄の救急車が出払っているので
先に消防車が到着。
そして少し遅れて他のエリアから救急車が到着。
母は直ちにストレッチャーに乗せられ
救急車の中へ。
同乗として私も救急車の中へ。
救急隊員が受け入れ病院も探すも見つからない。
四年前に入院した事のある病院までも
ベッドが満床に加え、コロナ患者が多くダメ。
他にも3病院要請するも断られ、
ようやく30分かかって受け入れてくれる
大学病院が見つかった。
母は一時的な腎臓機能悪化と
高カリウム血症による徐脈で
低体温をおこしており
凄い寒気でストレッチャーさえガタガタ揺れ
私はずっと母の身体 足をさすって
「大丈夫だから 大丈夫だからね」って
病院到着まで声かけをしてた。
救命救急センターに到着後すぐに母は
処置室に入り 私は初診受付をし待機。
30分ほどして看護士に呼ばれ処置室へ。
先生から即入院。
病名は「洞不全症候群による徐脈」。
治療の優先順位として先ずカリウムの
数値を下げ 徐脈が安定するかに加え、
もし徐脈が安定しないようなら
仮のペースメーカーを入れますと先生。
入院3日目にしてカリウムの数値も下がり
徐脈も安定したかと思ったら
まさかの尿路感染症にかかり治療開始。
まさに母が入院して1週間経った
日曜日の午前中に主治医からの電話。
感染症も治り 徐脈も安定しているので
予定していた手術を前倒ししたいと。
実は救急救命センターにて担当医から
ペースメーカーを植え込む手術をしないと
次もこのような事態になりかねないと言われていた。
そして6月17日(月) 15時に主治医と
母と私とで手術の説明を受け、
6月18日(火) リードレスペースメーカー手術。
下段がリードレスペースメーカー。
母は下段にあるリードレスペースメーカーを
植え込む手術を受けた。
単4電池ほどしかない。
手術を受ける母も
「これ可愛いね」なんて他人事のように
ニコニコしてて良い意味で前向きな母に
安堵した自分がいた。
本当なら病院で待機してたかったけど、
こちらの大学病院は全面面会禁止。
なので母が入院して会えたのは
手術前日の説明のときだけだった。
手術は足の腿の付け根の太い静脈から
カテーテルでペースメーカーを心臓に運び
心室に植え込むと言う内容。
手術時間も麻酔も含め1時間程で終了。
術後の経過も良好で6月24日に無事退院できた。
入院中はベッドか車椅子だったので
自宅に戻った母の足の筋力が
かなり低下していた。
母も母なりに自分でやれること、
自分で できる事は杖をつきながら
一生懸命努力している。
私達家族も 勿論サポートはするけど
良い意味で母がしたいと思う事は
どんどんやらせて行こうと思ってる。
「生きる」ってそう言う事なんだと
母を見てて 色んな事を思ってしまう。
なので母は身体障害者1級になったが
どんな母であろうと愛おしくてたまらい。
父は86歳 母は84歳、
二人ともこの先々もどんな事があるかわからない。
だけど私は私なりに、
「今できる、今しかできない親孝行」をと、
心に刻みながら両親をサポートしていきたい。
毎日毎日 元気に過ごしている両親に
心から生きていてくれてありがとう。
只 只、「ありがとう」 しかない。